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コンパクトなSwitchドック「GENKI Dock 2」と手軽なキャプチャデバイス「ShadowCast 2」を試す Makuakeで先行予約を実施中【PR】

ShadowCast 2は、ちょっと映像を取り込みたいという場合に手軽です

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HDMI出力に対応した小型の充電ドック「GENKI Dock 2」とHDMIキャプチャデバイス「ShadowCast 2」、そしてハイエンドなキャプチャデバイス「ShadowCast 2 Pro」がMakuakeで先行予約販売を開始しました。

どちらも、2023年末にKickstarterでキャンペーンを行っていた製品。また、前モデルのGENKI DockShadowCastは、2020年と2021年にそれぞれMakuakeで先行販売を実施していました。

今回、GENKI Dock 2とShadowCast 2をレビュー用に提供いただき使ってみましたので、どういったものなのか紹介したいと思います。

GENKI Dock 2

まずはGENKI Dock 2から。見た目としては、AC直挿しのよくあるUSB充電器。USB Type-CとUSB-A、そしてHDMIポートがあります。

▲見た目はUSB-C充電器ですが、HDMIポートを備えているのが特徴

▲背面のプラグは折りたたみ式

▲各国で使えるプラグが付属しているので、海外旅行でも安心です

もちろん、ただの充電器というわけではなく、HDMI接続を備えたUSB-Cハブとなっています。

ようするに、USB-CをNintendo SwitchなどUSB-Cからの映像出力に対応した機器に接続。GENKI Dock 2を電源に挿し、HDMIポートにディスプレイを接続すればNintendo Switchなどに給電しつつ映像出力もできるドックとして利用可能というものです。USB-Aにはキーボードなどの周辺機器を接続できます。

▲Nintendo Switchを充電しつつ、モバイルモニタに出力可能。大きな純正ドックを持ち歩かなくていいのがメリット

このあたりの機能は前モデルのGENKI Dockと変わってはいません。変更点としては、下記のような内容です。

  • USB-C出力が40Wにアップ(前モデルは25W)
  • HDMI出力が4K60に対応(前モデルは1080p60)
  • USB-AがUSB 2.0にダウン(前モデルはUSB 3.1)

もちろん、Nintendo Switchだけでなく、スマートフォンやPCなどでも利用可能。ただ、USB-CのUSB PD出力は最大で40Wなので、Switchやスマートフォン、タブレットなどは問題ありませんが、充電しながら使えるノートPCは限られます。

出張や旅行などのときに、大きなSwitchのドックを持っていく必要がないというのは大きなメリットになりそうです。

ShadowCast 2

ShadowCast 2は、HDMI出力をPCに取り込むためのキャプチャーデバイス。HDMI端子とUSB-Cポートがあり、HDMIをPS5などに接続。Shadowcast 2とPCをUSBケーブルで接続して利用します。

▲Shadowcast 2は非常にコンパクト

デバイス自体はUVC(USB Video Class)として認識されるので、USBの外付けカメラが利用出来るアプリであれば、HDMIで出力された映像をカメラからの映像として表示できます。

▲HDMI端子の反対側はUSB-C

ただのキャプチャデバイスなので、接続した機器をPCのマウスやキーボードで操作できるわけではありません。

HDMI入力自体は4K60に対応していますが、キャプチャ品質は1080p60までとなります(前モデルは1080p30)。HDRやVRRには非対応です。HDCPにも対応していないので、PS5などではゲーム機側でHDCPをオフにしておく必要があります。

Genki Arcade(WindowsMac)という専用のアプリも用意されていますが、ブラウザからフル機能を利用することも可能です。こちらのほうがお手軽です。なお、iPad向けにはGenki Studioというアプリも用意されています。

▲ブラウザ上にキャプチャ画像を表示できます

MakuakeのプロジェクトページのQ&Aでは、iPadでは利用できないとの記載がありますが、iPadOS 17でUVCをサポートしたので、現在は利用可能です(少なくともiPad mini 6では利用できました)。

キャプチャデバイスというと、配信者向けで一般人には関係がないと思いがちですが、単純に映像をPC上に表示できるというのは便利です。録画やスクリーンショットを簡単に撮れるという以外にも、たとえば自宅(自室)にテレビがないという場合、ゲームをするためにPCモニタの入力をいちいち切り替える必要がないというのが利点。

また、GENKI Dock 2に挿して使うことも可能なので、わざわざHDMIケーブルなどを持ち歩かなくても、旅行先などでノートPCのモニタを使ってゲームをすることも可能となります。

▲GENKI Dock 2のHDMIポートにShadowcast 2を差し込めば、USB-Cケーブルのみで利用することも可能

少し冗長な構成になりますが、USB-C出力のゲーミングUMPCから、USB-C to HDMIケーブルとHDMIのメス-メスコネクタ、あるいはHDMI出力のあるUSB-Cハブを使用すると、UMPCの映像を他のPCに表示することも可能です。

▲HDMI付きのUSB-Cハブを使ってもOKです

ゲーム機以外でも、HDMI出力が可能なデジカメならば、その映像をShadowcast 2に入力し、ノートPCやiPadとUSB接続することでカメラのプレビュー用モニタとしても利用できます。

▲Sony α7Cからマイクロ HDMI to HDMIケーブルを使ってHDMIを出力。HDMIのメス-メスアダプタでShadowcast 2に接続

なお、これまでのスクリーンショットはブラウザで実行しているのがわかりやすいようにブラウザごと写していますが、もちろん映している画像のみをキャプチャすることも可能です

Shadowcast 2 Pro

今回レビューはしていませんが、より高性能なShadowcast 2 Proも用意されています。

HDMI入力をUSB-C(3.2)でPCやMac、iPadなどに取り込めるのはShadowcast 2と同じだが、HDMIパススルーポートを備えており、PCなどにキャプチャするのと同時に、テレビやモニターに出力も可能。キャプチャは最大で4K60に対応するほか、HDR/VRRもサポートしています。

本格的に配信や動画作成をするのでなければ、ややオーバースペックという気もしますが、これらの用途を考えているのであれば、手ごろなデバイスかもしれません。

Makuakeで3月30日(土)18時まで先行予約

「GENKI Dock 2」「ShadowCast 2」、そして「ShadowCast 2 Pro」は、Makuakeで3月30日まで先行予約を実施中。

ShadowCast 2は6600円から、GENKI Dock 2は8000円から。ShadowCast 2 Proは2万円からとなっています。いずれも、5月末までに配送予定です。