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自動ゴミ収集機能にモップの自動洗浄機能も搭載「ECOVACS DEEBOT T10 OMNI」を試す【PR】

自動ゴミ収集はやっぱり便利

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ロボット掃除機の老舗ECOVACSが、水拭きモップの自動洗浄・乾燥に対応したロボット掃除機の最新モデル「DEEBOT T10 OMNI」を発売しました。

我が家では、以前に提供いただいたDEEBOT T10の上位シリーズとなるX1の下位モデル「DEEBOT X1 TURBO」を利用しているのですが、それと比べてDEEBOT T10 OMNIは自動ゴミ収集機能もプラスされたモデルです(X1も上位モデルのOMNIには自動ゴミ収集機能があります)。

今回も、そんなDEEBOT T10 OMNIを提供いただいたので、DEEBOT X1 TURBOと比較しつつ、紹介したいと思います。

全部入りの最新AIロボット掃除機

まずはロボット掃除機本体から。見た目は良くあるロボット掃除機と変わりません。全体に白で統一されており、清潔感があります。

最近のロボット掃除機はブラシが片側だけについているものも多いですが、T10は左右両方にあるタイプ。特徴的なモップはマグネット式で着脱が可能です。このモップ、1分間に180回転して床面を清掃してくれます。

汚れたモップは、取り外して選択も可能。

ダストボックスは、上部のパネルを外してアクセスします。自動ゴミ収集機能付きではありますが、フィルターなどはこまめに掃除たほうがいいです。

その収集機能、どこから吸い出すのか分からなかったのですが、本体横にゴムの蓋で排出口が隠れていました。

掃除機本体には、AIを用いた高性能障害物回避システム「AIVI 3.0」を搭載。前モデルのT9と比べて、ロボット掃除機が障害物を認識する速度が約16倍になっているとのことです。

▲T10 OMNIのAIVI 3.0

なお、X1にも同様のカメラシステムが搭載されていましたが、そちらはTrueDetect 3Dセンサーによる3D認識に対応。物体の認識精度自体はX1のほうが上のようです。

▲X1 TURBOのAIVI 3D

このカメラを使い、掃除中にスマートフォンからリアルタイムで映像を確認できます。

清掃中だけではなく、スマートフォンからのリモコン操作にも対応。音声通話も可能なので、外出時に見守りカメラ的な使い方もできます。

マッピングは、自動車の自動運転にも利用されるD-ToF測距センサーを利用。最新のTrue Mapping 2.0を搭載しており、間取りを素早く計測して最適な清掃経路を走行するとのことです。もちろん、指定した箇所のみの清掃や、進入禁止エリアなども指定可能。なお、モップ装着時はカーペットのエリアを自動で避けるように動作します。

マッピングの精度的には、X1と変わらない印象。ただX1と違い、掃除機本体にウォータータンクを内蔵していないので、モップを濡らすためにステーションに戻る必要があります。X1も洗浄のために一定時間でステーションに戻るのですが、T10はその間隔が短くなっています。

▲DEEBOT T10 OMNIのマップ(左)とT10の設定画面(中)。DEEBOT X1 TURBOの設定(右)と比べて清掃間隔(ステーションに戻る間隔)が短くなっています。

なお、まだ実験的機能ではありますが、戦略的な粒子状物質除去」という仰々しい名前の機能が利用できます。これは、AIVIが前方にゴミを認識すると、ブラシの回転速度を落として吸引力を増加させるというもの。これにより、ロボット掃除機でありがちな、ブラシがゴミを弾いてしまい、小さなゴミがいつまでも残り続けるという問題を解消します。

試してみたところ、前方にゴミがあると、確かにブラシの回転速度は目に見えて遅くなります。吸引力が増大しているのかはわかりませんが、小さなゴミをお手玉していつまでも吸えないということはなさそうです。

自動ゴミ収集機能付きの全自動クリーニングステーション

DEEBOT T10 OMNIの特徴は、やはり集塵機能付きの全自動クリーニングステーションの存在です。

水ぶき機能を持つロボット掃除機の多くは、掃除機の下に水が入ったタンクを装着し、水が染み出しながらモップを引きずるようなイメージです。これに対して、DEEBOT T10やX1は、回転するモップを装着。その洗浄も自動で行ってくれます。

ステーション上部に2つのタンクが入っており、片方には洗浄用の水(青い方)、もう片方は洗浄に使った汚水(グレーの方)が入ります。この水の補給と汚水の排出は定期的に行う必要があります。

▲上部の蓋を開けるとタンクにアクセスできます

このタンクの水がステーション内の水受けに滲み出し、モップを洗浄する仕組みです。

▲ステーションの水受け部

モップでの水拭き具合は、アプリから「低い」「普通」「高い」で設定可能。「普通」での濡れ具合は、直後は濡れているけど1~2分で乾く感じです。

▲「普通」の湿り具合は1~2分で乾くイメージ

▲一回の掃除でこの程度の汚れが取れます

ステーション下部に水が溜まっていると、掃除機本体がステーションで充電中にモップがずっと濡れた状態で不衛生になりそうなもの。このため、DEEBOT T10 OMNIでは、掃除が終わってステーションに戻ると、モップの洗浄後に熱風乾燥を行います。

熱風とはいってもそこまで熱い風がでるわけではなく、サーマルカメラで見る限りは、もっとも熱い箇所で40℃程度でした。

▲熱風乾燥中にサーマルカメラで撮影。乾燥中の音はほとんどしません

なお、2時間の乾燥だと、モップはまだ生乾きといったところ。気になるなら、乾燥時間は3時間あるいは4時間にしたほうがいいかもしれません。

現在利用しているDEEBOT X1 TURBOとの大きな違いとして、DEEBOT T10 OMNIには自動集塵に対応しています(X1も上位モデルのOMINIは自動集塵対応です)。やはりロボット掃除機には自動集塵機能が必須だと思います。正直、毎回ゴミ捨てするのはかなり面倒。

独自音声アシスタントYIKOに対応

DEEBOT T10 OMNIは、X1と同様に独自のアシスタント「YIKO(イコ)」を搭載しており、音声による操作が可能です。要するにGoogleアシスタントやSiri、AlexaのEcovacs版。

「OK YIKO」とウェイクワードを言うと「私はここにいます」という返事をしてくれるので、あとは「掃除を開始して」といえば掃除を開始してくれます。ほかにも「消耗品の期限は切れてる?」で消耗品の状態を教えてくれたりします。

マッピング機能でエリア指定や家具の配置などをしておけば、その場所を指定(「キッチン」や「ソファの周り」など)して掃除に行かせることも可能です。

DEEBOT X1とT10の違い

結局のところ、DEEBOT X1とDEEBOT T10で何が違うのかですが、X1はTrueDetect 3Dセンサーによる3D認識に対応しているのと、本体にウォータータンクを内蔵していることの2点のみようです。

▲DEEBOT X1 TURBO(左)とDEEBOT T10 OMNI(右)

性能的には大きな違いはなく、価格的にもほぼ同等なので、あとはデザインで選んでもいいのではないかと思います。X1はグレーな雰囲気がスタイリッシュ。一方で白を基調としたT10は、柔らかい印象でどんな部屋にも合いそうです。

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