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慣れないテレワークもアイケアモニターなら快適に。BenQ GW2780Tレビュー【PR】

27型でFHDは粗すぎる気もしましたが、テキスト主体ならむしろ使いやすい

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コロナ禍の影響で、テレワークを7割に……なんて話も出ていますが、7割かどうかはともかくとして、テレワークの機会が増え、急遽自宅での仕事環境を準備したという人も多いのではないでしょうか。

これまで自宅では、たまにノートパソコンで作業する程度だったのが、1日中画面を見ながらの作業となると、やはり大きな画面が欲しくなるものです。また、照明などの設備が整ったオフィスではないので、画面の明るさや目への影響も考慮したいところです。

そんなテレワークにぴったりかもしれない27型モニター、「GW2780T」がBenQから発表されました。8月19日にAmazon限定で発売されます。

▲薄型ベゼルが特徴的

BenQのモニターといえば、アイケア機能が充実しているのが特徴ですが、GW2780Tも当然のようにアイケア機能が搭載されています。今回、そのGW2780Tを一足早く試用させて頂いたので、そのレビューをお届けします。

スタンドが新しくなったGW2780T

まずはGW2780Tの基本仕様の確認から。サイズは27インチワイドのIPS液晶で、解像度はFull HD(1920x1080)。リフレッシュレートは60Hz、応答速度はGtoGで5ms。

仕様BenQ GW2780T
サイズ‎27型ワイド‎
アスペクト比‎16:9‎
パネル/バックライト‎IPS / LED‎
解像度‎Full HD(1920 x 1080)‎
画素ピッチ(mm)‎0.311mm 画素密度:82ppi‎
視野角 (左右/上下)‎178°/178°(CR>=10)‎
表示色‎約1677万色‎
表示サイズ(mm)‎597.60 x 336.20 mm‎
輝度‎250 cd/㎡‎
応答速度‎GtoG 5ms‎
コントラスト比‎1000:1‎

GW2780Tは新製品ではありますが、モニター本体は既存のGW2780と同じものです。角度調整しか出来なかったGW2780のスタンドを改良した製品がGW2780Tとなります。以前にレビューした23.8型のGW2480Tも同様にスタンドが新しくなったものでした。

スタンド部は、23.8型のGW2480Tと同じもの。チルトが上下-5°/20°に対応。台座を固定したまま左右に振れるスイベルは左右45°、高さ調整は140mm。90°回転し縦長に使えるピボットにも対応しています。

▲一番下げた状態で机上からモニター底辺までの距離は約50mm(左)、一番上げた状態で約190mm(右)
▲90度回転するピボットにも対応。表示は自動で切り替わらないので、映像ソース側(PCなど)で変更する必要があります

インターフェースは、Display Port 1.2とHDMI 1.4、D-sub、ヘッドフォンジャック、Audio Line-in。D-subの代わりにHDMIをもう1つ増やしてくれると使い勝手がいいのですが、自宅でのテレワーク用と考えると困ることはないでしょう。

充実のアイケア機能

BenQのモニターいえば、アイケア機能の充実が特徴となっていますが、それはGW2780Tも踏襲しています。フリッカーフリーやブルーライト軽減はもちろんのこと、周囲の明るさにあわせて輝度を自動で調整するブライトネスインテリジェンス (B.I.)も搭載します。

ブライトネスインテリジェンス (B.I.)は、前面にあるセンサーで周囲の明るさを認識し、ディスプレイの輝度を自動調整することで、常に最適な視聴環境を維持できる機能。スマートフォンでは当たり前に備わっていますが、モニターでは珍しい機能です。

また、単に周りの明るさに合わせて輝度調整をするだけではなく、表示しているコンテンツの輝度も検知します。暗い部分は輝度をあげ、明るい部分は露出オーバーにならないようにと、細かな調整も行うとのことです。

▲デフォルトでは非表示になっていますが、感度調整の表示も可能。どのタイミングで調整が行われているのか一目で分かるので、使い始めや、変わっていないかも……感じたときには有効にしてみると良さそう
▲センサーはモニター下部中央に。トップ写真のように、モニター前にノートPCを置いてしまうと上手く調整できなくなるので注意

ブルーライトの軽減機能は、用途に合わせて「マルチメディア」「ウェブサーフィン」「オフィス」「閲覧」の4つが用意されています。マルチメディアがもっとも青みが強く、順番に暖色が強くなる感じです。

▲設定はOSDから簡単に切替え可能

なお、このブルーライト軽減機能とフリッカーフリー技術については、技術や安全性などの世界的認証機関TUV Rheinlandの認証も受けています。

もう一つ、目に優しいというよりは、視覚障害を持つ人にも使いやすい機能として、カラーユニバーサルモードを搭載しています。これは、赤や緑の彩度を調整することで、色覚異常の人でも色の違いを見分けやすくし、コンテンツを楽しめるという機能です。これもOSDから簡単に設定を行えます。

スタンドの使い勝手は良好

実際にしばらく試用していますが、概ね満足しています。とくにモニタ机上近くまで下ろせるスタンドは、個人的な好み的にも気に入っています。

大画面のモニターを利用すると、見上げる感じになることが多く、実際、私も以前はそのように使っていました。しかし、長時間使っていると首への負担が大きく、何もしていなくも首が痛むように。

このため、普段はモニターアームを使って高さを下げ、少し後ろに傾けるような角度で使っているのですが、GW2780Tのスタンドはアームを使わなくても、このポジションを作れます。

▲モニターを下げ、少し傾けると首が楽。ただ角度を付けすぎるとシーリングライトなどの映り込みが激しくなるので注意

テキストメインであれば、むしろ使いやすいFullHD

使い始めたとき、27インチでのFull HDは、表示が大きく正直物足りなさがありました(普段は32型4Kモニタを使用しています)。ただ、使っていると、その表示サイズが逆に見やすく感じるように。

▲ウィンドウを2つ並べて使うには十分なサイズ

画像や動画編集は厳しいかもしれませんが、Office系アプリを中心に利用するのであれば、これで十分かもしれません。その分価格を下げられているというメリットにもつながります。

解像度が高くても、Windowsなどの設定で表示サイズを150%や200%にしてしまうのでれば、最初から割り切ってFull HDを選択するのもありでしょう。

今後、テレワークが長引くことも考えられます。少しでも快適に作業ができるよう、今のうちからモニターなどの環境を整えておくのもありではないでしょうか。

目に優しいBenQのアイケアモニターなら、テレワークだけではなく、子どものリモート学習用途でも、安心して利用出来るのはないかと思います。