BenQの32型4Kモニター「EW3280U」レビュー。独自のHDRi技術に高音質treVoloオーディオ搭載【PR】

自宅にいる時間が増えているからこそ、モニターくらいはいいものを使いたいところ

これまで、いくつもBenQのモニターを紹介していますが、あらたに、4月27日に発売となった32型モニター「EW3280U」をレビュー用に提供いただきました。

EW3280Uは、以前に紹介したEW3270Uの後継モデル。「ビデオエンジョイメント」とあるように、HDRに対応し2.1chスピーカーも搭載した、自宅で動画やゲームなどマルチメディアを楽しめるモニターになっています。

このモニターを1週間ほど利用してみたので、

4K HDR対応のEW3280U

まずは基本仕様の確認です。モニターサイズは32インチワイドでパネルはIPS。解像度は3840×2160の4K対応です。

輝度は350nit(HDR再生時は400nit)とEW3270Uの300nitよりもアップしていますが、コントラスト比は1000:1で、前モデルの3000:1から大きく落ち込みました。これはEW3270UがVAパネルだったため。パネルの特性による仕様の変化なので、気にすることはないでしょう。

仕様BenQ EW3280U
サイズ32インチワイド
アスペクト比16:9
パネル/バックライトIPS/LED
解像度3840 x 2160
画素密度(ppi)138
視野角(左右/上下) (CR>=10)‎178°/178°
表示色‎約10億7000万色
表示サイズ(mm)‎708.5 x 398.5
輝度‎350(HDR再生時最大400)
応答速度‎GTG 5ms
コントラスト比‎1000:1

なお、ビデオエンジョイメントということで、AMDのFreeSyncにも対応しています。これは、映像信号にリフレッシュレートを自動同期させる仕組みで、映像出力側(PCのグラフィックカードや、Xboxシリーズなど)が対応していてば、カクツキのない、滑らかな映像が得られます。

入力は、HDMI(2.0) x 2にDisplay Port(1.4) x 1、USB Type-C。そして3.5mmのイヤホンジャック。なお、HDCP 2.2に対応しています。

▲左から3.5mmジャック、HDMI-1、HDMI-2(挿しているところ)、DP、USB-C

ケーブルはスタンドをを通してまとめられるようになっており、すっきりと仕上げられます。

ちなみにスタンドは高さ調整には非対応です。

背面カバーの中にVESAマウント(100×100)用のネジが隠れています(ネジも付属)。

なお、本体重量は8.1Kgなので、以前にBenQの28インチモニタEL2870U用に購入したアームでは支えられませんでした(耐荷重6.5Kg)。

このため、以前に40インチ用に購入したアームを取り付けて使っています。

ちなみに、ディスプレイの上に乗っているのは、BenQのWiT ScreenBar Plusという照明。問題なく設置できました。

HDR 400対応。進化したHDRiを搭載

EW3280UはHDRにも対応しており、白飛びや黒潰れしてしまうようなシーンでも鮮明な画像を楽しめます。接続するハードやコンテンツがHDRに非対応の場合であっても、輝度とコントラストを自動調整するHDRエミュレートが可能です。

ちなみに、映像信号としてはHDR 10、表示規格としては、DisplayHDR 400に対応しています。

また、通常のHDRとは別に、独自の「HDRiモード」に対応しているのが大きな特徴となります。HDRiはHDRの効果を強化するためのもので、周囲の明るさや表示するコンテンツに応じて輝度や彩度を調整します。

このHDRiに対応したモードとして、ゲームHDRiとシネマHDRiの2つのモードを搭載しています。

実際に試してみた印象としては、ゲームHDRiは通常のHDRよりも暗部が見やすくなり(画面がやや明るくなる)、シネマHDRiは青みがやや強くなる印象です。

説明によると、「ゲームHDRiモードは、コントラストと細部のバランスを取ります。したがって、プレイヤーはゲームの視覚効果を維持しながらも、暗い部分で何が起こっているかを把握しながら、より没入感を得ることができます。シネマHDRiモードについては、コントラストとディテールの両方を維持することにより、色あせた画像を改善し、全体的な視聴体験を最適化します」とのこと。

とりあえず、実際にSteam版の「バイオハザード RE:3」で確認してみました。このゲーム、全体に暗いシーンが多いのですが、通常のHDR(Display HDR)だとやや暗くなりすぎる印象。ゲームHDRiでは、オフの状態よりも黒が締まりつつ、通常のHDRよりも見やすくなります。

▲左からHDRオフ、ゲームHDRi、Display HDR。画像:バイオハザード RE:3 ©CAPCOM CO., LTD.

ゲームや動画ではともかくとして、普通に文書書きやウェブブラウズでHDRを使っていると、画面が明る過ぎると感じるのですが、ゲームHDRiではそんなこともなく、適度に見やすくなりました。

NetflixもHDR視聴可能なプレミアムプランなら、HDRの綺麗な映像で視聴可能です。プレミアムプランではない、あるいはコンテンツがHDRに対応していない場合でも、HDRエミュレート機能で、かなりHDR効果を感じます。

個人的な好みになりますが、シネマHDRiは少し色味がきつくなりすぎ、動画視聴でもゲームHDRiのほうが全体的に見やすい気がします。

なお、Windows 10でHDR表示をするには、ディスプレイ設定からHDRを有効にする必要があります。これをオンにしない場合、モニター側でHDRのエミュレート表示を行います。

リモコン対応で操作性が大幅改善!

BenQのモニターは、OLDメニューからHDRや輝度、ブルーライト削減やブライトネスインテリジェンスプラス(B.I.+)の設定、入力切り替えなどさまざまな設定を行えました。しかし、操作ボタンがディスプレイの裏や下に付いており、正直、操作がしやすいとは言えませんでした。しかし、EW3280Uは、なんとリモコンが付属。もうディスプレイまで手を伸ばさなくても、手元で各種設定を行えます。

▲リモコンが付属。電源操作も行えます

先ほどのHDRiの切り替えも専用ボタンでワンタッチです。

アイケア機能であるB.I.+の設定もリモコンから行えます。

もちろん、それ以外のメニューも一通り操作可能です。

もちろん、リモコンではなく背面の5キーナビゲーターでの操作も可能です。

高音質な2.1ch treVolo スピーカー搭載

EW3280Uには2W x 2と5Wのサブウーファーという2.1chスピーカーが搭載されています。このスピーカー、BenQ独自の「treVolo True Sound」オーディオシステムに対応したもの。

液晶モニターは、薄型化による配置の問題や、コストの制約により、スピーカーを搭載してもおまけ程度のものが多いのです。しかし、より良いエンターテイメントライフを実現するには、高音質のサウンドが不可欠です。そこでBenQは、薄いモニターでも高品質の音声を実現できるtreVoloサウンドシステムを開発しました。

▲下部(フロント)にトゥイーター、背面にウーファーを設置

薄いモニターには、内部スペースの制約により小さなスピーカーしか組み込めませんが、BenQは大きな表面積を持つ長いコーンを採用し、空間の制約と音質の問題を解決したとのこと。

ボリューム調整は本体下部左下にありますが、これの操作も、もちろんリモコンから行えます。

▲左下にボリュームダイヤル

残念ながらイコライザー設定を自由に調整することは出来ませんが、5つのサウンドモードを搭載しており、適宜切り替えることはできます。

実際の音についてですが、モードに関係なく、全体的に低音がやや強く、中高音がこもり気味な印象があります。それでも、トーク/ボーカルモードでは人の声がよりはっきり聞こえやすくなるなど、それぞれに特徴があります。

各モードの特徴は下記の通り。

シネマモード: 映画館の音と音場を参考にして、会話の明瞭さと背景音楽の雰囲気を両方大事にするシネマモードでは、視聴者は視覚と聴覚の両方で映画に完全に没頭させます。

ポップ・ライブ: 高、中、低音域のサウンドバランスを調整し、ライブコンサートを長時間聴くために設計されたリアルなライブオーディオ品質を提供します。

トーク・ボーカル: バックサウンドノイズの干渉を減らし、人間の声を区別しやすくしているこのモードを利用して、セミナー、トークショー、語学学習プログラムなどをはっきりと聞き取れます。

ロック・パーティー: このモードは、重低音、3Dサラウンド効果とリズムを強調します。 実際のパーティーに臨場し、目の前で生き生きと刺激的なカーニバルをお楽しみください。

ゲームモード: サウンドのローカライズを強調し、敵がどの方向にいるのかをはっきりと聞きわけることができます。また、高音域サウンドのディテールを強くすることで、ソフトな足音や敵が使用している武器を識別できます。 ゲーマーが実際に戦場にいるかのように攻撃または防御することが容易になります。

適宜切り替えて使うのが正しいのでしょうが、YouTubeを見たり、ブラウザでプライムビデオやNetflixを視聴するのがメインであれば、シネマモードが一番聴きやすいかなと思います。この辺は完全に好みの問題かもしれません。

目に優しい、高画質なモニターを探しているならアリ

EW3280Uは、アイリマインダーという機能を搭載しています。これは、赤外線センサーによりディスプレイの前にユーザーがいるかどうかを把握し、一定時間経過すると休憩を促すという機能です。

▲設定できるのは、オフ、30分、45分、60分

アイケアに関しては、ほかにもB.I.+やHDRiなど機能が豊富なEW3280Uですが、アイリマインダーは、自宅で作業をする際に、集中するための時間を計測するポモドーロタイマー的使い方もできそうです。

ただ、休憩を促すメッセージは「休憩してください」というポップアップが短い時間(10秒くらい?)右下に出るだけなので、うっかりすると気づかないこともありそうです。ここだけはもう少し目立つように、あるいは長い時間表示して欲しいところです。

約8万円と32インチモニターとしては、やや高価な部類ですが、長時間の自宅作業(あるいはオフィスでも)で目をかばいつつ快適に使えるモニターとして、おすすめできると思います。

カテゴリ:モバイルアクセサリ