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ネックバンド型の「耳スピ」nmw MBN001を試す ブラックフライデーでセール中

PSZ技術で音漏れはかなり少ない

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NTTソノリティは11月8日、耳を塞がないnwm(ヌーム)ブランドの新モデル「nwm MBN001」を発売しました。

nwmシリーズとしては、有線タイプのMWE001が22年11月、完全ワイヤレスのMBE001が2023年4月に発売済み。今回のMBN001は、左右が繋がったネックバンドスタイルのワイヤレスイヤホンとなります。

nwmシリーズの特徴は、NTTが開発したPSZ(パーソナライズドサウンドゾーン)技術を搭載すること。開放型(オープンイヤー型)では、どうしても音漏れが発生しますが、PSZは流している音と逆相の音を外向きに流すことで音を打ち消し、音漏れを防ぎます。ようするに、ANCの逆向きのようなイメージです。

このPSZを使うこともあり、完全ワイヤレスのMBE001は、バッテリー持ちが最大6時間となっていました。しかも、ケースにバッテリーを搭載していないので外に持ち出す場合は別途充電環境を用意しない限り、この6時間がMaxとなります。

これに対して、ネックバンド型のMBN001は、バッテリー持ちが最大20時間と1日余裕で持つようになりました。耳を塞がないイヤホンだからこそ、時間を気にせず着けっぱなしにできるのは大きなメリットになります。

そんなwm MBN001、購入して数日使ってみたので簡単なインプレッションをお届けします。

まず、着け心地。完全ワイヤレスのMBE001は、長時間着けていると耳が痛くなってきましたが、ネックバンド型のMBN001は、そんなことはありませんでした。重い部分がネックバンド部に逃げているので耳への負担が少ない感じです。

▲操作部は右側に搭載。充電もこちらで行います(USB-C)

操作部がぶらぶらしてしまうのが若干気になりますが、慣れればさほど違和感はありません。

音質については、もともと音楽をじっくり聴くような用途の製品ではないので、それなり。中音域は比較的クリアでボーカルなどは聞き取りやすいです。反面、低音はやや物足りなさがあります。とはいえ、ながら聞き用途であれば十分でしょう。

ちなみに、MBE001はaptXに対応していましたが、ネックバンドのMBN001は非対応。対応コーデックはSBCとAACのみです。

気になる音漏れに関しては、常識的な音量で聞いていいる限り、15cmも離れるとほぼ聞こえません。ただ電車内など騒がしい場所では音量を上げないと聞こえず、そうすると音漏れも大きくなります。あまりそうした場所で使うのには向いていないでしょう。

ながら聞き用のイヤホンを探しているのであれば、かなりおすすめです。完全ワイヤレスかネックバンドか、どちらかをお勧めするとしたら、個人的にはネックバンド型。必要な時だけ短時間着けるのであれば、完全ワイヤレスでも問題はないと思います。

そんなnwmのイヤホンですが、Amazonブラックフライデーでセール対象になっています。