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PSZ技術で音漏れしないイヤホン「nwm MBE001」レビュー

マルチポイント非対応なのがちょっと惜しい

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NTTソノリティが一般販売を開始した耳を塞がない系イヤホン「nwm MBE001」を購入してみました。とりあえず、丸1日使ってみたので使用感などをお伝えしたいと思います。

まずひとつ言えることは、ケースがかなり大きめ。とはいえ、このケースにはバッテリーは搭載されておらず、ただの充電台です。常に身につけっぱなしにすることを考えると、あまり持ち歩くことはないかもしれません。

イヤホン自体はそこまで大きくはないのですが、先日試したShokz OpenFitと比べると本体というか耳の後ろに来る部分が大きめです。

OpenFitはさりげない感じで目立ちませんでしたが、nwm MBE001はかなり存在感があります。

重さも約9.5gと軽量なものの、長時間つけていると耳が痛くなってきます。装着感も、Shokz OpenFitのほうが良かったと感じます。

ただ、nwm MBE001のほうが優れている点もあって、1つはaptX対応なこと。アプリでのイコライザ設定にも対応しており、音質はオープンイヤーでありながら良好です。イヤホンというより、小さなスピーカーを耳に近づけて聞いている感覚です。

イヤホン本体での操作にも対応していますが、よくあるタッチ操作ではなく、ボタン操作になっています。確実な操作感があってわかりやすい。

▲底部にボタンがあり、これのシングル、ダブル、トリプルクリックや長押しで操作します

そしてnwm MBE001の最大の特徴は、PSZ技術です。ざっくり言ってしまうと、ANCを逆向きに使うことで音漏れを防ごうという技術。実際、音漏れは完全に無くなるわけではありませんが、他のオープンイヤー系と比べるとかなり少なく、静かな環境で顔を近づけなければ、ほぼわかりません(常識的な音量で聞いている限りですが)。ただ、高音は比較的漏れやすいようです。

HUAWEI Eyewearは、周りが多少うるさくても近づくとそれなりに音漏れしてしまいますが、nwm MBE001なら電車内でも音漏れを気にする必要はないかもしれません。

なお、マルチポイントに非対応。身につける時間が長いだけに、オープンイヤー系はぜひマルチポイントに対応してほしいところです。

HUAWEI Eyewearを使い続けるか、nwm MBE001に乗り換えるかは、いまのところは7:3くらいでHUAWEIが優勢という気分です。このままもうしばらく使ってみて、どうするかを考えたいと思います。