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Mi Band 5 NFC版をレビュー。Mi Band 4からの買い換えは必要ないかも

充電方法に惹かれるならアリかな

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Xiaomiの新フィットネストラッカー、「Mi Band 5」を購入してみました。先日グローバルでも発表されましたが、今回は中国のNFC版です。

ディスプレイサイズが1.1インチになり、Mi Band 4から20%大型化。ただ、本体サイズ自体はほとんど変わっていません。

▲左:Mi Band 5、右:Mi Band 4
▲こうするとディスプレイサイズがわかりやすい?

背面をみるとMi Band 5のほうがやや大きめな印象。ただ、Mi Band 4用のカスタムバンドは、Mi Band 5でもギリギリ使えました(バンドによるかも)。

▲左:Mi Band 5、右:Mi Band 4

そして、このMi Band 5で歓迎したい変更点の1つが充電方法です。これまでのMi Bandは、充電時にベルトからコアを外してから、充電コネクタを差し込む必要がありました。しかしMi Band 5では、ベルトを装着したまま充電可能になっています。

▲Mi Band 5の充電コネクタ。ポゴピンを使うのは変わりません
▲マグネットで貼り付きます。ベルトから外すのが面倒だったので、地味にうれしい

機能面では心拍センサーがアップグレードし、精度が50%アップしているとのこと。ただ、中国語版の説明では、ハードウェアのアップグレードはNFC版のみとなっています。実はハードが違うのでしょうか?

もう一つの違いとしては、NFC版には赤外線検出機能が追加されています。これ、最初はSpO2の検出に使えるのかと思っていたのですが、サイトをよくよく見てみると、睡眠モニタリングで夜間に可視光による影響を受けずに計測精度がアップするというもののようです。

▲中国版の睡眠計測の説明。NFC版にのみ赤外線検出機能があるとの注記
▲グローバル版には赤外線の説明がありません

機能的には睡眠計測も精度が40%アップしているとのこと。計測項目としては、REM睡眠が増えています。

▲REM睡眠も追加されましたが、どこまで信憑性があるのかは不明

なお、アプリ上は日本語で表示できますが、デバイス上は中国語か英語になります。とはいえ、通知などは日本語が表示されるので、いまのところ、とくに困ることもありません。

ちなみに、新しい指標として「PAI(Personal Activity Intelligence)」スコアに対応しています。1日1万歩というのはよく聞きますが、本当に1万歩でいいのかは人に寄ります。そこで、より多くの人に共通して使える指標として考えられたのがPAIです。年齢や性別、身長、体重に応じて心拍数を加味してPAIを算出。1週間で100PAIを目指します。

▲新指標のPAI
▲もちろんアプリ上でも確認可能

あと、NFC版なので中国で使える交通系カードなどに対応していますが、当然日本では利用出来ません。FeliCaとまではいかなくても、VisaやMaster Cardのタッチレス決済が日本でも使えると便利なのですが。

なお、ウォッチフェイスとしてエヴァや名探偵コナン、初音ミクなどのコンテンツが紹介されていましたが、これらは、ペアリングするスマートフォンの言語を中国語に変えれば専用ストアからダウンロードが可能になります。一度ダウンロードしてしまえば、スマートフォンの言語を日本語に戻しても継続利用可能です。

▲左:日本語設定の場合のストア、右:中国語にするとアニメ関連コンテンツが表示されます

ということで、ざっと使って見た感じでは、Mi Band 5と大きくは変わらず、あえて買い換える必要性は感じません。ディスプレイが大きくなり、多少通知が見やすくなった程度でしょうか。

なお、中国語版のため、技適はありませんが、このレビューのために「技適未取得機器を用いた実験等の特例制度」の申請を行いました。この方法についても、近いうちに紹介したいと思います。