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ハンディクリーナーにもなるスティック型水拭き掃除機「FLOOR ONE S5 Combo」レビュー【PR】

ありそうでなかった機能

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各社からさまざまリリースされ、日本でもずいぶんと認知度が上がってきた感のある水拭き掃除機。私自身、すでに何台か実際に体験しているのですが、手軽で実用的な反面、ちょっとしたごみ掃除が面倒だったり、重くて取り回しが大変だったりという欠点も見えてきました。

そんな水拭き掃除機の1つ、「FLOOR ONE S5 Combo」をティネコインテリジェント(以下、Tineco)からレビュー用に提供いだきました。このFLOOR ONE S5 Combo、他社の水拭き掃除機とは一味違う特徴を持っており、ロボット掃除機と併用せず、1台で済ませるなら現状ではかなりおすすめだと思えます。

ということで、どんな点が優れているのか、実際に使ってみた感想も交えて紹介したいと思います。

ECOVACS傘下のスマート家電メーカー

まずは、Tinecoという会社について。日本ではまだ知名度が高いとは言えないTinecoですが、日本市場でも存在感が増しているロボット掃除機メーカーEcovacs傘下の企業です。日本のサイトには記載がないのですが、グローバルサイトを見ると、Ecovacsのサブブランドとのことです。

RoborockやDreameなどのロボット掃除機メーカーがスティック型の水拭き掃除機をリリースする中、そういえばEcovacsは出していないなと思ったのですが、Tinecoとの棲み分けを考えているのかもしれません。

スティック型水拭き掃除機FLOOR ONE S5 Combo

FLOOR ONE S5 Comboは、トップにハンドルがあり、背面に給水タンク、前面に汚水タンク、底面にブラシローラーというスティック型水拭き掃除機としては標準とも言える構成です。前面にハンドルがありますが、これについては後述。FLOOR ONE S5 Comboの最大の特徴といってもいいのではと思います。

▲ハンドル部にAUTO/MAXモードの切り替えボタンと電源ボタン、反対側にクリーニングボタンがあります

▲本体上にハンドル。これについては後述

▲汚水タンクは前面に配置。容量は450ml

汚水タンクは、排水時にはフィルター部を分離します。固形のゴミと汚水が一緒に入るため、一応、ゴミを分離するフィルターがありますが、面倒なので台所のシンクなどゴミ受けある場所にまとめて流してしまったほうがいいと思います。

▲汚水タンクには固形ゴミを分離するフィルターあります

▲浄水タンクの容量は500ml。60℃までなら温水の利用も可能です

▲汚れがひどい場合などには、浄水タンクに専用の洗浄液を入れて使えます

ブラシローラーのカバーは、簡単に取り外し可能。ここが外れるスティック型掃除機は意外と珍しい気がします。外れることで掃除が非常に楽です。

底面は、シンプルにローラーのみ。ゴミの吸引口などはなく、固形のゴミも水拭きのローラーに巻き込まれる形で吸い込まれていきます。

充電スタンドには交換用のローラーやフィルター、掃除用のブラスを収納可能。なお、充電スタンドでは充電、ローラーの自動クリーニングはできますが、ローラーの乾燥機能はありません。

ハンディクリーナーとしても利用可能

スティック型の水拭き掃除機、便利ではあるのですが、ちょっとしたゴミを吸引したい場合などには不向きではあります。そうした用途では、結局フロアモップを使ったり、別途ハンディクリーナーを用意したりということにもなりがちです。

だがしかし。FLOOR ONE S5 Comboは、一般的なハンディクリーナーとしても利用できます。水拭き掃除機としての性能云々を抜きにすると、おそらくこれがFLOOR ONE S5 Comboの最大の特徴ではないかと思います。

▲モーターがある本体部分を分離可能

先に触れた前面にあるハンドルは、このハンディクリーナーとして利用するためのもの。モーターがある本体部分のみを分離し、付属のダストケースに接続するとハンディクリーナーの出来上がりです。

▲ダスケースとノズルを取り付ければハンディクリーナーの出来上がり

すき間ノズルとブラシの付いたコンビネーションノズル、そして収納用のベースも付属しています。

▲ダストケースやノズルは専用の収納ベースに保管できます

また、別売りオプションとなりますが、普通のコードレス掃除機としても利用できる「マルチタスカーキット」も販売されています。

これを利用すれば、まずコードレス掃除機としてゴミを吸引し、その後に水拭きといった使い分けも可能になります。

▲別売りのマルチタスカーキットを利用すれば、通常のコードレス掃除機としても使えます

実際の使用感は?

ここからは、実際に使用してみた感想です。

まず、圧倒的に軽いと感じました。重さは3.8Kgとそれなりなのですが、他社のスティック型ロボット掃除機はどれも5Kg近くあるので、それらと比べると取り回しがかなり楽です。これなら、1階から2階へ持ち運んでの掃除も楽にできるのではないかと思います。

ローラーが回転して自走するものの、無理に引っ張られるという感じではなく、軽い力で移動できます。なお、電源を押すとずっと電源は入りっぱなしになるので、掃除中にボタンを押さえておく必要はありません。本体を立てると一時休止、傾けると自動で再開します。

▲本体を立てて自立させるとローラーが停止します。傾ければ自動で回転を再開

水拭き掃除機としての性能も、問題ありません。試しに牛乳を床に撒いて吸引してみましたが、牛乳を吸いきれずに塗り伸ばしてしまうといったこともなく、1回で綺麗になりました。

ローラーが向かって左側(掃除中は自分の右側)はヘッドのギリギリまで来ているので、こちら側なら壁際も綺麗に掃除できます。

▲この向きなら壁際まで掃除可能

FLOOR ONE S5 Comboはスマート家電なので、一応スマートフォン用のアプリがあります。

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ただ、ロボット掃除機のようにマッピングが出来るわけでもなく用途としては、基本的に現在の状態確認とちょっとした設定変更程度です。

なお、アプリを使わなくても、FLOOR ONE S5 Comboの各種状態は上面のディスプレイに表示されます。

▲AUTOモードでは、床の汚れ具合を認識し水の量や吸引力を自動的に調整してくれます

マイナス面もあるけれど、かなりおすすめ

冒頭で書いた通り、現状のスティック型水拭き掃除機としてはかなりおすすめなのですが、マイナス面がないわけでもありません。

まず1つが、タンク容量の小ささ。これが軽量化に一役買っているのだと思いますが、FLOOR ONE S5 Comboの浄水タンクは500ml、汚水タンクは450mlしかありません。このため、20畳程度の部屋でもしっかり目に掃除をすると水が足りなくなり、途中で給水や汚水の排出をする必要がでてきます。

バッテリー持ちも15~20分(水拭きとして利用した場合)ほどなので、広い家で複数の部屋を掃除するのには向いていません。

2つ目が、クリーニング後の乾燥機能がないこと。一応、セルフクリーニング後にローラーを高速回転させて脱水はしているようで、濡れタオルをきつく絞った程度にはなっています。が、気分的には、やはり他社のような乾燥機能が欲しかったところ。

逆に言うと、これらの問題が気にならないのであれば、吸引も水拭きも対応でき、ハンディクリーナーとしても使えるのが大きな魅力となります。

とくに、フローリングのワンルームや1LDKなど、ロボット掃除機を使うほどでもないけれど、楽をして水拭きをしたいという人、複数の部屋がある広い家に住んでいて、基本的にはロボット掃除機を使うけれど、ちょっとした掃除に使いたいという人にはピッタリです。

なお、10月14日~15日開催のAmazonプライム感謝祭では、FLOOR ONE S5 Comboが30%オフに。加えてクーポンコード【CBMRC197】を適用すると、トータル35%オフで購入可能です。クーポンコードの有効期限は10月15日まで。

マルチタスカ―キットはプライム感謝祭のセール対象ではありませんが、クーポンコードの5%オフは適用可能です。