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粗悪なUSB-C排除のため、あらたな認証プロトコルができました

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USB-C

UCB Type-Cのケーブルには仕様に準拠しておらず、接続した機器を破壊する可能のせいのある粗悪品が多く出回っているとしてGoogleの中の人 Benson Leungさんが草の根活動的にレビューを行い、それがきっかけかどうかはわかりませんが米Amazonが粗悪なケーブルの出品を禁止していたりした問題で、本丸ともいえるUSBの仕様を策定しているUSB Implementers Forum(USB-IF)が動きました。新たにUSB Type-Cの認証プログラムが発表されています。

暗号ベースの認証を実装

新しい仕様では、認定機器に対して128bitの暗号化されたデジタル署名が付与されるということです。これにより、例えばスマートフォン側で認証されていないケーブルなどが接続された場合に警告メッセージを表示するといったことが可能になります。

Appleが行っているMFI(Made for iPhone)認証に近い感じですね。

米Amazonではすでに出品禁止

最初に書いた通り、仕様に準拠していない粗悪なケーブルはすでに米Amazonでは出品禁止の処置をとられています。仕様に準拠しているかどうか、だれが判断しているのだろうという疑問はあるのですが、今後はもう少し判断が容易になりそうです。

米Amazon、標準仕様に準拠していないUSB-Cケーブル、アダプタの出品を禁止

残念ながら、日本のAmazonでは特に出品制限されていませんが、これはもともと粗悪品が少ないという理由もあるのかもしれません。

値上がりが気になる

新たな認証プロトコルを実装するということで、製品そのものの値上がりが気になるところです。でもLightningケーブルなんかも最初は高かったけど、徐々に値下がりしていったし、USB-Cが広まればあまり価格は変わらないかな?

(via engadget)
(source Business Wire)