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Apple、4インチのiPhone SEと9.7インチのiPad Proを発表

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かねてからの噂通り、iPhone 5と同じデザインのiPhone SE、iPad Air 2の後継となる9.7インチのiPad Proが発表されました。合わせて、Apple Watchの値下げや新しい交換バンドも発表されています。

iPhone 5sのデザインで中身はiPhone 6s相当になったiPhone SE

まずiPhone SEですが、外観はiPhone 5sとほぼ同じ。違うのは側面のフレームがマットになったくらいでしょうか。

デザインはiPhone 5sですが、中身はA9チップに12Mカメラ搭載などiPhone 6s相当となっています。ただし、3D Touchには非対応で指紋認証のTouch IDもiPhone 6sの第2世代ではなく、第1世代のままとなっています。中身は変わったけど、ディスプレイ側はスペックアップはしなかったということですね。

3月24日から予約受付を開始し、発売は3月31日となっています。

9.7インチのiPad Pro

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こちらは初期にはiPad Air 3とも言われていたiPad。結局9.7インチのiPad Proとしてリリースされました。ディスプレイサイズは9.7インチ 2,048 x 1,536 でiPad Air 2と変わりませんが、ディスプレイパネルそのものが新設計されており、彩度が25%向上し、周囲の光によってディスプレイの色と明度を変えるTrue Toneディスプレイを搭載しています。

9.7インチのiPad Proの3月24日予約開始、3月31日発売です。

Apple SIMを内蔵?

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気になるところでは、9.7インチのiPad Proの仕様には、「Apple SIMを内蔵」とあります。従来はnano-SIMに対して「Apple SIMに対応」という表記しかありませんでしたが、これとは別に内蔵とあるので、実はDual SIM仕様ということなのでしょうか?

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革新性を感じないAppleの発表

以前はAppleの発表会といえば、どんな新しいものが出るのだろうとワクワクしたものですが、ここ数年はスペックアップが中心でとくに革新性も目新しさも感じなくなってきています。従来は「ユーザーが欲しいものは自分たちが一番よく知っている」ということでユーザの意見は聞かずに新製品を投入し、実際にそれをヒットさせていましたが、今回のiPhone SEは完全にユーザに擦り寄った形ですよね。

スマートフォンやタブレット市場が成熟してきて、そうそう新規性のある製品を出せなくなってきたということもあるのでしょうが、そうなってくると価格競争の面が強くなってくるのでApple的には苦しい状況が続きそうです。事実、先日のKantarの市場シェア調査でもiOSのシェアは緩やかな下落が続いています。

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対するAndroidに革新性があるのかというとそういうわけでもないので、やっぱり価格なんですかね。

(source Apple)