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JiNS MEME一般販売を終了 新製品の実用化に注力するため

メガネに各種センサーを搭載して眠気や集中度などを測れるスマートグラス

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JiNSが、スマートグラス「JINS MEME」の一般販売を3月27日に終了すると発表しました。ただし、事業者向け販売は継続するとのこと。また、一般向けのサポートも2025年8月までは継続するとのことです。

JiNS MEMEのフル機能を利用にはサブスクリプションサービスの加入が必要でしたが、これも3月13日に終了。すべての機能を無料で利用できるようにするとのこと。iOSの場合、次回更新時に自動で解約さますが、Androidは手動での解約が必要とのことなので注意が必要です。

このほか、これまでJiNS MEMEのデータはクラウドで保存されていましたが、今後はアプリがインストールされたデバイス上に保管できるようになるとのこと。このアップデートは5月頃の提供を予定しているとのことです。

JiNS MEMEは、3点式眼電位センサにより眠気具合を測定したり、組み込まれた6軸センサによって頭の動きを検出することで、例えばランニング時のブレ具合を測定したりといったことが可能なメガネデバイス。スマートグラスではありますが、基本的にはセンサーの塊で、これ自体に表示やオーディオ機能などはありません。

JiNSによると、JiNS MEMEで得られた知見を活かし、大学が他企業と連携した複数の研究プロジェクトが進行しているとのこと。「全く新しい分野へのチャレンジによって、今まで不可能だったことを可能にするための取り組みを始めている」とのことで、これらの製品の実用化に注力するために、JiNS MEMEの一般向け販売を終了するとしています。

スマートグラスはこれからますます盛り上がっていく分野だと思いますが、少なくともメガネ部分はメガネメーカーが作るのがベストだと思っています。その意味ても、JiNSには頑張ってほしいところです。

Source: JiNS