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軽量コンパクトなアクションカム「Insta360 GO 3」レビュー。物撮りにも使えそう

動画を撮りたくなるデバイス

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Insta360が6月27日に発売した、小型アクションカメラの新モデル「Insta360 GO 3」。親指サイズのカメラをアクションポッドから分離して利用でき、そのアクションポッドにタッチスクリーンを搭載したことで、基本的な撮影はスマートフォンを利用しなくても行えるのが特徴です。

価格は5万7500円から。9月15日(金)16時まで公式ストアではシルバーウィークセールが実施されており、2万円以上をPayPalで支払うと1000円割引となっています。

今回、そのInsta360 Go 3をレビュー用にお借りしたので、さっそく見ていきたいと思います。といっても、私は普段からVlogなども撮っておらず、動画でのレビューも行っていないので、なかなか活用シーンが難しいのですが、そこはガジェット系ブログっぽい使い方も考えてみました。

軽量コンパクトなアクションカム

まずは本体の確認から。Insta360 Go 3自体は25.6×54.4×23.2 mmで重さ35.5gと軽量コンパクト。うっかり失くしてしまいそうなサイズ感です。

F2.2で焦点距離は11.24mmの超広角(35mm換算)カメラを搭載。アクションカムらしく、標準でレンズ保護フィルターが装着されています。

ケースも兼ねるアクションポッドは、63.5×47.6×29.5mmで重さ96.3g。タッチスクリーンを搭載しており、この画面はフリップが可能。Insta360 Go 3を収納した状態で展開すれば、簡単に自撮り撮影も行えます。

▲アクションポッドに装着した状態

▲アクションポッド背面にはタッチスクリーンを搭載

▲タッチスクリーンはフリップするので、自撮りも可能

Insta360 GO 3は5m防水に対応しており、水中での撮影も可能。ただし。アクションポッドはIPX4までとなります。また、このIPX4もInsta360 GO 3を装着した状態でなので、注意が必要です。

▲分離した状態では、アクションポッドは防水ではないので注意

アクションカムとして便利な各種アクセサリーが用意されており、通常版には磁気ペンダントとピボットスタンド、簡易クリップが同梱されています。

▲左上が磁気ペンダント、その隣が角度調整インサート、左下がピボットスタンド、隣が簡易クリップ

スマホがなくても設定・撮影が可能

撮影性能としては、動画は2.7K(2720×1530@24/25/30fps)に対応。タイムラプスやタイムシフト、スローモーションなどの撮影モードが利用できます。また、予約録画も行えるので、日の出の時間にセットして、自動でタイムプラス撮影を始めるといったことも可能です。

▲撮影モードを含め、各種設定はタッチスクリーンで行えます

こうした設定は、すべてアクションポッドの画面から設定が行えます。むしろ、スマートフォンは不要です。もちろん、スマートフォンでもプレビューを表示しつつ設定変更などを行えますが、アクションポッドごと離れた場所に設置しているなどの理由がなければ、アクションポッドで設定したほうが便利なように感じました。

▲スマートフォンで設定するよりも便利

▲スマートフォンでもプレビューや撮影設定は行えます

実際に使ってみた

ここからは、実際に使ってみた様子です。とはいえ、普段動画を撮影する機会はないので、今回は近所の公園を少し歩いてみました。

付属の磁気ペンダントを利用して、胸に装着した状態での撮影です。なお、胸が張っている、胸が大きい場合には、画角が上向きになってしまいますが、付属の角度調整インサートを利用するとやや下向きにできます。

▲磁気ペンダントに角度調整インサートを着けて服の下に。服の上からInsta360 GO 3を設置。なお、写真では横向きにしていますが、縦向きでも問題ありません(映像が縦向きになったりはしません)

▲簡易クリップを使えば、カバンのベルトなどにも固定できます

撮影モードは「FreeFrame動画モード」を使用。ほかにもシンプルな「動画モード」があります。FreeFrame動画モードは、撮影後にスマホアプリのInsta360から手振れ補正のON/OFFや画角の調整などを行えるというモード。動画モードは撮影開始時に手振れや画角調整などを行い、その設定で撮影を行います。

FreeFrame動画モードのほうが自由度が高く便利そうなのですが、各種情報をすべて記録するため、ファイルサイズが大きくなります。このため総撮影時間が短くなってしまうのが悩ましいところです。ただ、それほど頻繁に撮影しない、充電のタイミングで端末のギャラリーなどに書き出すという運用であれば、FreeFrame動画モードで問題はないと思います。

ということで、撮影してみた動画は下記。上下の揺れは完全になくなるわけではありませんが、手振れはさほど気にならないのではないでしょうか。手を使っていないので、手振れと呼ぶかは微妙ですが。

面白い機能として、Insta360アプリを利用すると、いくつかのクリップからハイライトシーンを抽出し、音楽とエフェクト追加しいい感じの短い動画を生成してくれるストーリーという機能があります。

▲ストーリーの作成は自動で行ってくれます。手動での微調整も可能

出来上がった動画は下のもの。今回は1つの動画しか指定していませんが、複数の動画を使って作成も可能です。旅行先で撮った動画を1つにまとめてストーリーを作成するといったこともできます。

なお、バッテリー持ちはInsta360 GO 3単体で45分(1080p@30fps)、アクションポッド併用で170分となっています。

この辺りは、よくある使い方。Vlogなど普段から動画を撮っている人はもちろん、旅行先で動画を撮りたいといった場合にも便利でしょう。

ただ、筆者のようにあまり動画を撮る習慣がない場合には、宝の持ち腐れなんてことにも。そんな場合は、物撮りで使うのもいいかもしれません。

スマートフォンやゲーミングUMPCなど、持っている状態を撮影することが多いのですが、普通のカメラだと三脚を立てて画角を確認して遅延シャッターにして……など結構手間がかかります。

そんなときにInsta360 GO 3なら、さっと撮影が可能です。上の画像は下の動画から切り出してみました。

ちなみに撮影は、帽子に簡易クリップで固定しています。

これぐらい手軽だと、これまで敬遠していた動画撮影もあらためてやってみようという気になるかもしれません。

シルバーウィークセール実施中

Insta360の公式ストアでは、9月’15日16時まで、シルバーウィークセールを実施中。

Insta360 GO 3はセールの対象外となっていますが、Insta360 X3が5%オフ、Insta360 One RSツインが25%オフなどお買い得になっています。

また、PayPalで支払いで2万円以上購入すると1000円オフ。これはInsta360 GO 3でも利用可能です。

なお、下記のアフィリエイトリンク経由でInsta360 GO 3を購入してもらうと、「Insta360 GO 3 レンズ保護フィルター」が無料でもらえます(製品にも1つ付属しています)。