摂取カロリーを自動計測するスマートウォッチ、GoBe3レビュー

もう少し安くなると手を出しやすいのだけど

腕に装着しているだけで、摂取カロリーの計測も行えるというスマートウォッチHEALBE GoBe3を購入してみました。とりあえず5日ほど利用してみたので、カロリー計測がどんなものかを含め、紹介したいと思います。

機能を限定した計測デバイス

GoBe3は、ディスプレイを備えたフィットネストラッカーといった製品。ディスプレイサイズはどこにもスペックの記載がないので定かではないのですが、実測では表示領域は23x23mmほど。解像度はさほど高くない印象です。

スマートウォッチをどのように定義するか次第ではありますが、GoBe3では、着信、SMS、各種アプリを含め、スマートフォン側からの通知を受け取ることはできません。データの同期用アプリはありますが、通信するのはスマートフォン側でアプリを立ち上げた時のみです。

ディスプレイに表示できるのはGoBe3で計測できる各項目だけ。といってもそれなりに多く時計のほか、カロリー計測、心拍、ストレス、水分量、運動時間、睡眠時間となっています。

このうち、睡眠時間は昨晩の睡眠時間を表示するのみなので、表示して意味がある項目でもありません。運動時間については、歩数と距離も表示されますが、すくなくとも距離については目安程度といった感じです。

▲運動の項目は、あまり参考にはならないかも……
▲水分量が低くなると、水分を摂取するよう警告が表示されます

なお、上の水分の画面はバックライトが消えた状態。普段はこの状態で、画面を長押しするとロックが解除されバックライトが点灯、タッチ操作も受け付けるようになります。腕を上げるとバックライトがついて……といった気の利いた機能はありません。

手入力不要な自動カロリートラッキング

スマートウォッチとしてかなり微妙な出来のGoBe3ですが、そんなことは些末な問題です。このデバイスの存在意義は、自動カロリートラッキングにあると言っても過言ではないでしょう。

肝心のその仕組みですが、背面にある生体インピーダンスセンサーを用いて、体細胞内外への体液移動を測定しているとのこと。

何かを食べて消化すると、血糖値が上がりますが、これに伴い細胞はグルコースを吸収し、水分を排出します。GoBeの生体インピーダンスセンサーはこの体液の動きを計測。炭水化物、脂質、タンパク質はそれぞれグルコースの吸収速度が異なるので、それをもとにして高度なるアルゴリズムにより、何が何カロリー吸収されたのかを推測しているとのことです。

計測されたカロリーはアプリ上で下図のような感じで確認出来ます。上方向が吸収(摂取)したカロリーで、下方向が消費したカロリーです。消費カロリーは生きているだけで消費する基礎代謝が含まれているので、常に一定量を消費し続けています。これは年齢と身長、体重によって算出しているようです。

▲ベータ版ということですが、PFCバランスも確認できます(あまり正確ではない印象……)

この日の食事は、7:30にオートミールとプロテイン(約400Kcal)、11:30に白米と生姜焼き(約1000Kcal)、15:00にトースト2枚(約250Kcal)、18:00に鶏胸肉とキャベツ炒め(約400Kcal)、21:00にプロテイン(約150Kcal)を食べています(トータル約2100Kcal)。

▲5時くらいの山は謎。8時台が空欄なのは充電のため取り外していたため

こうしてみると、トータルの摂取カロリーはほぼ合っているようです。実はこの日は少し食べ過ぎており、他の日は、概ね1700Kcal前後で推移しているのもちゃんと反映していました。

カロリーの算出には最大で10時間ほどかかる可能性があるとのこと。食べたものがリアルタイムに反映されるわけでもないので、「今日はあとどれくらい食べられる」という感じに使うには適しません。1Kcal単位で厳密にカロリーコントロールをしたい人には向きませんが、大まかな傾向を掴んで、「最近食べ過ぎているから、今週は少し控えめにしようか」くらいの緩いダイエットにはちょうど良さそうです。

なお、他にも水分やストレス、睡眠時間などもグラフで確認可能です。

ネックは充電

カロリー計測を行うためには、当然ながら、常にGoBe3を身に着けておく必要があります。Healbleの説明によると、22時間以上の装着を推奨とのこと。

そうなってくると、問題となるのが充電です。起床してから朝食までの間に充電しておくことが推奨されています。何も摂取していないので、カロリーの変動がないからということですね。

▲充電は背面のカバーを開けて専用のケーブルで行います

だがしかし、充電に非常に時間がかかります。満充電までおよそ90分。数日おきならまだしも、24時間センサーが稼働している関係なのか、バッテリー持ちは非常に悪く、1日1回の充電が必要です。

ここだけもう少しなんとかして欲しかったところ。毎日充電は仕方がないとして、せめて20~30分で充電は終わって欲しいところです。

ゆるゆるとカロリーコントロールしたい人にはお勧め

一般的なスマートウォッチやフィットネストラッカー並の性能を期待すると、がっかりすることは間違いありません。しかし、特に運動をするつもりはないけど、カロリーコントロールでダイエットはしたい。だけど自分で食べたものを記録したり、カロリー計算したりするのは面倒という人にとっては、理想的なデバイスではないかと思えます。

他のフィットネストラッカーでは歩数や運動時間が記録できるとはいっても、ただ記録するだけでは意味がありません。ダイエットのために運動をしようと思っているのなら、摂取カロリーを含めてカロリーの収支計算ができるGoBe3を強くお勧めしておきます。

ただ、もう少し小さく安くなってくれるとうれしいですけどね。Sonyのwenaのように、他のスマートウォッチと併用できるタイプになって欲しいところです。

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