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自動ゴミ収集ステーションが便利な「ECOVACS DEEBOT N8+」レビュー【PR】

ロボット掃除機は本当に便利。次は水拭き用の自動給水もお願いしたい

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家庭用ロボットの総合メーカーECOVACSから、ロボット掃除機「DEEBOT N8+」をレビュー用に提供頂きました。

ECOVACS、日本ではあまり馴染みがありませんが、ロボット掃除機としては老舗のメーカー。世界52か国で販売しており、その累計販売台数は世界No.1なのだとか。また、今回紹介するDEEBOT N8+には自動ゴミ収集スタンドが付属していますが、この自動ゴミ収集機を世界で初めて開発したのもECOVACSだそうです。

ところで、我が家ではすでにECOVACSのOZMO T8を利用中。DEEBOT N8自体はこれの下位モデルになります。「+」が付くのは、自動ゴミ収集スタンド付属モデルです。

自動ゴミ収集スタンド付きの廉価版

付属品は、本体とゴミ収集スタンドのほか、水拭き用のクリーニングモップと使い捨てのクリーニングモップ、収集スタンド用の紙パック。T8には交換用のブラシが付いていましたが、こちらにはありません。

本体はT8と同じサイズで、見た目もほぼ変わりません。なお、T8には物体を3Dで捉え、衝突や巻き込みなどを回避できるTrueDirect 3Dが搭載されていましたが、N8は非対応。ただし、dToF(Direct Time of Flight : 直接光飛行時間)による測距には対応しており、壁や家具などの位置を正確に把握します。

裏側は下図のような感じ。最近のロボット掃除機はブラシが片側にしかないものも多いですが、これは両側にあります。

▲メインローラーの下部両側にある四角い部分が、自動ゴミ収集スタンド用の排出口

上面のカバーを持ち上げると、ダストボックスにアクセス出来ます。もちろん、出すとボックスとフィルターは水洗いが可能です。

ダストボックスの底面には自動ゴミ収集スタンド用の排出口があります。強めのバネで閉まっており、とくに開くための仕掛けなどはありません。吸引されることで開く仕組みのようです。

水拭き用のタンクは、そこそこの量が入る大きめのもの。安いロボット掃除機では、薄いパーツに水を入れ、染み出るのに任せるといったものもありますが、DEEBOT N8はアプリから水の排出量も調整が可能です。

ただ、残念ながら、N8のオプションで利用出来た、毎分480回の振動でゴシゴシと水拭きしてくれるストロング電動クリーニングモップキットは非対応。接点そのものが用意されておらず、この辺りが廉価版らしいところです。

そして自動ゴミ収集スタンドですが、もちろん充電ステーション兼用です。

ゴミを吸い出す部分、穴が空いているだけでどうなっているのだろうか?と思ったら、ちゃんと裏はカバーされていました。当然か……。

スタンド正面の蓋を開けると、中に紙パックがセットされています。1つで30回分のゴミを貯めておけるとのこと。1日1回掃除するとして、1パック1か月と考えると分かりやすいでしょう。

なお、紙パックはもちろん専用のものを使用します。Amazonや楽天では売っていませんでしたが、ECOVACSのダイレクトショップで購入可能。3枚で2000円は、少々割高な気もしますが、1か月700円弱と考えれば許容範囲でしょうか。

アプリ連携でフル性能を発揮

肝心の使い勝手ですが、掃除をするだけであれば、スマートフォンと連動させる必要はなく、本体の電源ボタンを押せば清掃を開始してくれます。その状態でもちゃんとマッピングは行い、掃除が終わればステーションに戻ります。

ただ、フル機能を利用するのであれば、アプリ連携が必須です。アプリ「ECOVACS HOME」はAndroidとiOSに対応しています。

ECOVACS HOME
ECOVACS HOME
開発元:Ecovacs
無料
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インストール後、アカウントを作成(あるいは既存のアカウントでログイン)し、アプリの指示に従って本体のWi-Fi設定など初期設定を行えば準備OK。初回はマッピングをしながらなので若干時間がかかりますが、2回目から作成したマップをもとに、効率的な導線で掃除を行います。

また、マッピングを行ったあとは、任意の場所をエリア分けし、そこだけの掃除も指示可能。たとえばリビングのテーブル周りのみ、キッチンのみといったしても可能です。

dToFセンサーのおかげか、家具などにガツガツとぶつかることもなく、ちゃんと避けて掃除をしてくれます。また、20mmまでの段差なら乗り越えての移動が可能。逆に言うと、20mm未満の障害物は避けることなく突き進んでしまうので、床を這わせているコード類は注意が必要です。

アプリ上からは、吸引力や水拭きの水量調整なども行えるほか、消耗品の利用時間も確認可能です。

ちなみに、本体の動作音はかなり静かですが、自動ゴミ収集スタンドで集塵する際は、かなりの爆音です。早朝や夜間帯の使用は控えたいところですが、標準設定はスタンドに戻った際に自動で作動しています。

このため、設定で自動集塵をオフにすることも可能です。この場合、自分のタイミングでアプリから「ゴミを空にする」ボタンをタップして集塵する必要があります。

音声アシスタントと連携も可能

アプリを利用することで、GoogleアシスタントあるいはAlexaとの連携もできます。いちいちスマートフォンや本体のボタンを操作しなくても、音声だけで掃除の開始を指示可能。もちろん、ルーティンなどに組み込んだり、他のセンサーを連携させて外出時に掃除を開始するなども行えます。

Googleアシスタントの場合は、Google Homeアプリの「デバイスのセットアップ」から「Googleと連携させる」で「ECOVACS」を選択。あとはアプリで登録したECHOVACSのアカウントでログインすれば、連携が完了します。

▲以前はDEEBOTで探す必要がありますが、現在はECOVACSで大丈夫

これからロボット掃除機を買うなら、自動収スタンド付きがおすすめ

ロボット掃除機、使い始める前は「狭い家だし必要ないかな……」なんて思っていましたが、気が付けば、なくてはならない家電の1つになりました。なにしろ自分で掃除をしなくてもいいので、他の作業をしながらでも掃除ができます。

ただ、ダストボックスが小さく、毎回ゴミ捨ては面倒とも思っていたのですが、自動ゴミ収集スタンドがあれば、その面倒さからも解放されます。

▲掃除をし、ゴミ収集スタンドで集塵したあとのダストボックス。もっとゴミが残るのかと思っていたら、意外なほど綺麗になりました
▲もちろん、スタンド側にはゴミが入っています

その分、ただのロボット掃除機よりも割高にはなりますが、それで日々のちょっとしたストレスから解放されるなら初期投資としてはありでしょう。

そのうち、水拭き用の水も自動給水してくれる掃除機の登場を期待したいところです。