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LINEの格安SIM、LINEモバイルがサービス開始 一足早くMNPして利用してみた

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2016-09-01 19.35.38

本日からサービス開始されたLINE Mobileですが、先日ブロガー向けのイベントがあり、一足早く利用させていただいています。
せっかくなので、LINE Mobileのサービスの紹介とともに、約2日間利用してい感想も紹介します。

LINEのMVNOサービス LINE Mobile

LINE Mobileはdocomo回線を利用したMVNOサービスで、MVNEはNTT Communications(OCN系)となります。
LINE Mobileのサービス(プラン)には大きく「LINEフリー」と「コミュニケーションフリー」の2つがあります。

LINEにかかわる通信が無料になるLINEフリー

まずLINEフリーですが、月額500円(税別)で1GBのデータ通信が行えるというのが基本となるサービスで、さらにLINEにかかわる通信はデータ通信量としてカウントされません(カウントフリー)。

データ通信データ通信+SMSデータ通信+音声通話
1GB 500円/月1GB 620円/月1GB 1,200円/月

2016-09-01 20.35.04

カウントフリーの対象となるのは、下記の範囲です。

  • テキスト及び音声メッセージの送受信
  • スタンプ・画像・動画・その他のファイルの送受信
  • 無料通話・ビデオ通話
  • 画面閲覧・投稿(画像・動画含む)
  • スタンプ・着せ替えのダウンロード
  • アカウント設定に関わる利用
  • 友達一覧画面の表示・友達追加
  • “その他”画面の表示

逆に対象外となるのは下記。

  • LINEアプリ経由で友達から共有された外部リンクへの接続
  • LINEアプリ内でもLINEトーク画面等に配信されているライブストリーミング動画(LINE LIVE機能)の利用
  • LINEが提供する公式のLINEアプリ以外のアプリサービスでの利用

2016-09-01 20.35.23

Twitter、Facebookも無料になるコミュニケーションフリー

コミュニケーションフリーは、LINEに加えてTwitter、Facebookの通信も無料(カウントフリー)になるサービスです。

容量データ通信+SMSデータ通信+音声通話
3GB1,110円/月1,690円/月
5GB1,640円/月2,220円/月
7GB2,300円/月2,880円/月
10GB2,640円/月3,220円/月

※LINEフリーとは違い、こちらのサービスではデータ通信にもSMSサービスがかならず付帯し、「データ通信のみ」の設定はありません。

カウントフリーとなるのは下記の範囲です。

  • Facebook
    • タイムライン/ニュースフィード画面の表示・投稿(画像・動画含む)。
    • リクエスト、お知らせ、その他の画面表示
    • プロフィールの編集
  • Twitter
    • タイムライン画面の表示・投稿(画像・動画含む)
    • ホーム、ニュース、通知の画面表示
    • メッセージ機能の利用
    • プロフィールの編集

2016-09-01 20.35.47

※追記:11月1日からinstagramもカウントフリーの対象となっています。

速度制限がかかってもカウントフリー対象サービスはフル速度

それぞれデータ通信の容量を使い切ると、200Kbpsでの通信になりますが(別途チャージは可能)、その場合でもLINEやFacebook、Twitterのカウントフリーに該当するものは制限されずにフル速度で通信が可能ということです。

これはけっこう大きい気がしますね。

なお、「3日で1GB」などの制限は数値的には明示されていませんが、制限を行う場合があるということです。

データプレゼント

LINE Mobileの面白い機能として、データ容量を他のLINE Mobileユーザにプレゼントすることができます。
家族内で分けあえる、というのは良くありますがLINE MobileユーザかつLINEで友達になっていれば、自分の通信容量を500MB単位であいてにプレゼントが可能です。
貰うほうには制限がないということなので、「今月データ容量がピンチ!」という場合には友達にお願いすると分けてもらえるかもしれません。

友達いないとつらいね・・・

MVNOとしては初めてLINEの年齢認証に対応

そして、LINE関連のMVNOだけあって、MVNOでははじめてLINEの年齢認証に対応しています。
LINE Mobileのマイページで取得できる「利用コード」というのを入力することで年齢認証ができ、LINE上でID検索などが行えるようになります。

また、従来のMVNOではSMS認証が必要になるためデータ通信のみではLINEアカウントが作成できませんでしたが、LINE Mobile上からならSMS認証が不要となるので、データ通信契約でもLINEのアカウントを作成できます。

実際に利用してみた

LINE Mobileは9月5日 14:00からWEB上で2万人限定の先行販売を開始、本格販売の開始は10月1日となっていますが、9月3日(土)から先行で利用させてもらっています(無償提供ではなく、先行して契約できただけですよ、念のため)。

今回は、せっかくなのでdocomoからのMNPで、コミュニケーションフリー 音声通話付きの3GBプランを契約してみました。

2016-09-03 16.49.02

MNPは電話連絡で開通

MNPですが、契約後に自動的に切り替わるということはなく、SIMが届いてからサポートセンターに電話をして切り替えが始まります。
私の場合、不通期間は15分程度でした。

電話は自動音声ではなくオペレータが対応してくれましたが、コミュ障としては自動音声のほうがいいかな。
連絡時に必要なのは「名前」「生年月日」「登録した連絡先電話番号」「登録したマイページにアクセスするためのID(LINEのIDではない)」でした。

なお、、SIMが配達されてから連絡しないでいると、翌日の夕方以降に自動で切り替えが始まるということです。
これはもう少し猶予が欲しいですね。

APN情報

APNは下記の通り。

項目
APNline.me
ユーザ名line@line
パスワードline
認証タイプPAPまたはCHAP

iOSの場合、下記からプロファイルをダウンロード可能です。
http://mobile.line.me/apn/ios/

スピードテスト

とりあえずスピードテスト。
あたりまえですが、サービス開始直後でユーザがいないのでかなり速いです。
これがどこまで落ちるのかが気になるところですね。

速度制限を受けてもSNSが使える安心感は大きい

LINE Mobileの料金は、最近の値下げが激しいMVNO業界では決して安い部類ではありませんが、LINEやFacebook、Twitterのデータ通信がカウントされないので、これをよく利用しているという人は契約する容量が少なくても大丈夫になる可能性もあります。

実際のところは1~2か月使ってみないとわかりませんが、私はメインのスマートフォンで利用するのはTwitterやFacebookが主なので3GBで余裕、1GBでも足りるかもという感じです(コミュニケーションフリーに1GBプランが欲しいなぁ)。
もちろん、これとは別に動画やWEB閲覧で使っているSIMもありますけど。

仮に容量を使い切ってしまったとしても、LINE、Facebook、Twitterは制限を受けずに通信できるので、これらのサービスを多く利用する人にはメリットが多そうです。

あとは肝心の速度がどこまで落ちるかですね。

先のスピードテストの通り、現状ではユーザがいないのでかなり早いですが、LINEのサービス(実際には子会社だけど)だけに、他のMVNOよりもユーザが集まる可能性は高いです。

それを見越してか、とりあえず2万人限定のソフトローンチということにしたそうですが、速度がどの程度で落ち着くのかは要チェックです。

関係ないのだけど、LINE Mobileの嘉戸社長、誰にかに似ている気がするんだよなぁ。

2016-09-01 19.57.36

(source LINE Mobile