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メカニカルだけどコンパクトなキーボード「Taptek」。ゲーミングのようなバックライトも

ちょっとRazerっぽい

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現在Makuakeでクラウドファンディングを実施中のコンパクトなメカニカルキーボードTaptekを開発元のVinpokから提供頂きました。

Vinpok、実は以前に紹介したなんちゃってAirpowerのPluxを開発したメーカーです。Pluxの記事を見つけて今回声をかけてくれたとのこと。

そんなVinpokのTaptekですが、独自に開発したキースイッチを採用したメカニカルキーボード。最近の自作キーボード界隈で見かけるような雰囲気もありますが、メカニカルなのにコンパクトなのが特徴です。

サイズ的には、メンブレン方式のコンパクトキーボードとほぼ同等。

▲LogicoolのK380との比較。横幅はほぼ同じです

ただメカニカルのため、厚みはあります。とくに手前側は厚いのでキーボードレストが欲しくなるところ。

▲厚みはあります。キートップまで含めて手前側が16mm、奥側が19mm。

サンプル品は黒のMac仕様ですが、バリエーションとしては他に白とWindows仕様があります。もっとも、Mac仕様とWindows仕様はキーボードの刻印が違うだけ。背面のスイッチを切り替えるとどちらでも利用可能です。ただ、配列はUS配列のみです。

接続もBluetoothと有線(USB Type-C)を選択可能。Bluetoothの場合は最大3台とマルチペアリングができ、刻印はありませんが、Fn+Q/W/Eで接続デバイスを切り替えられます。

キーボードとして肝心の打鍵感ですが、いかにもメカニカルキースイッチの押し心地(当然ですが)。キースイッチ自体は独自仕様ですが、いわゆる青軸の打鍵感を目指して作ったとのこと。

実際、適度な反発とパチパチという打鍵音があり、好きな人には堪らないでしょう。ただ、打鍵音そのものは、オフィスなどでも利用できるよう、Cherryの青軸よりも抑えめにしているとのことです。

ちなみにキー入力はNキーロールオーバー、つまり複数キーの同時入力にも対応しています。

▲残念ながら、キートップは他社と互換はないとのこと

そんなTaptek、ゲーミングデバイスばりのバックライトも特徴です。 カラーは8色で発光パターンは19種類。キーボード右上の専用ボタンで切り替えが可能です。また、輝度も4段階で切り替えられます。

なお、バックライト使用時のバッテリー持ちは最大13時間、オフにすれば最大で3週間は利用可能とのこと(バッテリー容量は1800mAh)。

全体的にかなり満足感が高いキーボードですが、やや残念な点もあります。

一つはBackspaceキーがないこと。Mac仕様なのでDeleteキーがBackspace(カーソルの左を削除)として動作するのですが、Fnキーとの組み合わせでもDeleteキーとしての動作(カーソルの右を削除)をしてくれません。

FnとControlの位置もいまひとつ。好みの問題かもしれませんが、Controlは端にいて欲しかった。

それはともかくとして、重さも540gと軽量でHHKBとほぼ同じ重さです。 HHKBを持ち歩く人がいることを考えると、これを持ち歩くのもありでしょう。

バックライトがあるので、飛行機の中などでも便利に使えそうです。周りは迷惑かもしれませんが。

Makuakeでのクラウドファンディングは4月29日まで。現在の最低出資額は1万4300円からとなっています。