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Switchサイズの7型ゲーミングPC「ONEXPLAYER mini」レビュー

これは欲しくなる

1月下旬に発売されるOne-netbookの小型ゲーミングPC「ONEXPLAYER mini」をレビュー用にお借りました。すでに発売されている8.4型のONEXPLAYERより一回り小さい、Nintendo Switchと同じ7インチのゲーミングPCです。

サイズは小さいもののスペックは同等

ONEXPLAYER miniは、既存の8.4型ONEXPLAYERを7型に小型化したモデル。ディスプレイが小さくなった分、解像度は2560×1600から1920×1200へとダウンしています。ただし、CPUはCore i7-1195G7を搭載しており、RAMも16GBと8.4型のONEXPLAYERと変わらない仕様です。ようするに、ONEXPLAYERの性能をそのままに、ぎゅっとコンパクトにしたのがONEXPLYER miniとなります。

コントローラー部としては、Xbox仕様のボタンが並ぶほか、ファンを低速化し、静穏化するミュートキーも備えます。といっても、通常時でもゲームをプレイしている最中にはファンノイズはほとんど気になりません。

画面サイズが違うため、ONEXPLAYER用のキーボードカバーは利用できませんし、そもそも底面に接続用のPOGOピンもありません。このため、キーボードを使いたい場合には、別途Bluetoothキーボードなどを用意する必要があります。なお、12月に行われた発表会では、別途専用のBluetoothキーボードをリリース予定としていました。

▲底面にはPOGO端子はなく、USB-Cがあります

なお、画面右下にあるキーボードボタンを長押しすれば、スクリーンキーボードをすぐに呼び出せます。このボタンを長押しするとマウスモードになり、左スティックでカーソル移動、AボタンとBボタンをマウスの左右クリックとして利用できます。

インターフェースは、USB-C 4.0が2ポート(上面下面にそれぞれ1ポート)にUSB-A 3.0が1ポート。あとは3.5mmジャックのみ。8.4型にあったmicro SDカードスロットはありません。

▲上面にはUSB-C、USB-A、3.5mmジャック。右端に見えるのはボリューム、その横に電源ボタンがあります。USBの下にあるのは排気口

ONEXPLAYERでは背面にあったボリュームボタンは上面に配置。ミュートボタンはなくなりました。また、指紋センサも非搭載。Windows Halloが使えないのが若干面倒ではあります。

なお、背面にあったキックスタンドも廃止されています。小型軽量化したので、手に持ってのプレイも苦ではなくなったためかもしれません(あるいは、単純に吸気口の都合かもしれません)。

ちなみに、スタンドがなくても自立はします。

▲底面がフラットなので、そのまま立ちます

サイズ感的にはNitendo Switchとあまり変わりませんが、厚みはかなりある印象。とはいえ、これはグリップ部分が握りやすく3D形状になっているためで、本体そののもの厚みは実測で22mmほど。もっと薄くスタイリッシュにも作れたものの、長時間の持ちやすさを優先したため、この形状になったとのことです。

▲Nintendo Switchと比較

実際、約589gとPCとしては軽量なながら、Nitendo Switch(Joy-Con込みで約398g)よりもかなり重めにも関わらず、両手で抱えてのプレイも苦にはなりませんでした。

▲グリップ部の形状も握りやすくなっており、持ちやすさに一役買っています

重いゲームもそれなりにプレイ可能

とりあえず、ベンチマークを実施してみました。3DMark Time Spyは「1393」、Wild Lifeは「9351」。

Final Fantasy XVベンチマークは、標準品質 1280×720のフルスクリーンで「3011 普通」でした。ある程度重いゲームでも、解像度を落とせばそれなりにプレイはできそうです。ちなみに、1920×1080では「2058 重い」でした。

肝心のゲームですが、「原神」や「バイオハザード RE:2」は非常に快適にプレイ可能。とはいえ、1280 x 800でイメージクオリティは70%、メッシュ品質は低など、画質面での妥協は必要です。

「Death Stranding」は何度かランタイムエラーに遭遇しましたが、それ以外では問題なくプレイ可能でした。 ファンの音も、インストール時こそ盛大に回りうるさかったですが、それ以外ではほぼ気にはなりませんでした。なお、私の環境の問題かもしれませんが、「サイバーパンク2077」は起動しませんでした。

▲デスストは処理落ちなどもなく快適にプレイ可能

ONEXPLAYERは、両手で抱えて使うには大きく重く、正直、持って使うものではないなという印象だったのですが、ONEXPLAYER miniならそんなことはありません。これなら、ソファーやベッドで寝っ転がっても利用しやすいでしょう。

ゲームプレイ中のバッテリー持ちは、概ね2時間弱といったところ。外に持ち出していつでもどこでもゲームを遊べる……というには少々心許ないですが、自宅の中で場所を変えて、あるいは通勤通学時間にもゲームをしたいというなら十分でしょう。65W出力できるモバイルバッテリーがあれば、プレイ時間を延ばすことも可能です。

▲最大65W入力(20V3.25A)に対応

ディスプレイ等を接続すれば事務作業にも対応可能

ミニゲーミングPCとしては、Steam Deckが2月に海外発売となります。価格がONEXPLAYER miniの約半額(512GBモデルが649ドル)ということで悩ましいところではありますが、Core i7-1195G7にRAM16GBで、ディスプレイやキーボードを接続すれば、それなりにオフィス作業もこなせるというのがONEXPLAYER miniのメリットです。

さすがに会社で使う人はいないでしょうが、自宅でのドキュメント作成やWebブラウズ、学校の課題作成などには使えそうです。

そんなONEXPLAYER mini、公式ストアでは10%オフの13万9590円からで予約を受け付け中。予約特典として専用ハードケースも付いてきます。