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透明筐体が美しいモバイルバッテリーSTORM2レビュー。PD100W入出力など機能も充実【PR】

トランスルーセント好きにはたまらない

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本体が透明で、中の基板やバッテリーセルを確認できるトランスルーセントなモバイルバッテリー「STORM2」がMakuakeで先行予約を開始しました。価格は2万7980円から。2022年4月末までに出荷の予定です。

2021年2月にKickstarter、10月にIndiegogoでクラウドファンディングを実施していた製品です。今回、そのSTORM2をレビュー用に提供いただいたので、さっそく紹介したいと思います。

透明筐体が美しいモバイルバッテリー

STORM2は、2万5600mAhの容量を備えたモバイルバッテリー。その最大の特長、そして魅力はトランスルーセントな筐体でしょう。スモーク調でうっすら見える……というものではなく、正真正銘、クリアな透明です。

▲部品や基板の印刷もはっきり見えます

バッテリーセルも直接確認可能。SamsungのINR18650 32E(3200mAh)が8本使われているのがわかります(計2万5600mAh)。

2C1A1DCの4-in-1バッテリー

もちろん、見た目だけのモバイルバッテリーではなく、機能面での特徴もあります。

本体には1.14インチ(240 x 135)のIPSディスプレイを搭載。各ポートの入出力の状態や、基板とバッテリーの温度なども確認できます。操作ボタンは1つだけですが、短押しでセレクト、長押しで決定という感じに動作します。

▲86.86Wでバッテリーを充電中

ポートは、バッテリーの充電にも利用するUSB-C(C1)と出力専用のUSB-C(C2)、USB-A、そしてDCポート。

▲USB-C1が縦向きなのは配置上の都合なのでしょう(とういうのを考えられるのも透明ボディのいいところ)

USB-C1はPD 100W出力に対応。入力も100Wまで対応しています。USB-C2は最大PD 30W、USB-Aは最大18W。

▲USB-C1のPDO。PPSにも対応しています

バッテリーを充電中に他の機器を充電できるパススルーにも対応しています。ただし、利用できるのはバッテリー温度が50℃以下でバッテリー残量が50%以上ある場合に限ります。

▲USB-C1でバッテリーを充電しつつ、USB-C2から出力中

DCポート出力は0.1V単位で調整可能

そして一番の特徴と言えるのが、DCポートです。DCポートは入力にも利用可能。出力は3.3~25.2V/3Aで、設定メニューから0.1V単位で調整が可能です。

▲DCポートの出力は0.1V単位で調節可能

なお、DC-DCケーブル、DC-ワニ口クリップケーブルも付属しています。一般的にはあまり使うことはないと思いますが、簡易的な安定化電源としても利用できそうです。ちなみに、DCプラグの外形は直径6.5mmでした。

▲ワニ口クリップが付属します。電子工作する人には便利なのかも

注意点として、DCポート利用中はUSB-C1は使えません。

人に自慢したくなるけど、キズが心配

重さは実測で586.6g。持ち運ぶにはやや大きく重いですが、あちこちに持ち運んで、トランスルーセントな筐体を無駄に見せびらかしたい気もします。

持ち運びに便利な、専用ポーチも付属しています。

ただ難点として、透明ボディは傷が付きやすい印象です。カバンに入れて持ち運んだりはせず、机上だけでの利用でしたが、それでも細かな擦り傷が付き始めています。

せっかくの綺麗な筐体を維持するために、保護シートなどを貼りたいところ。ミヤビックスあたりにお願いすれば、作ってくれるかもしれません。

Makuakeで先行予約受付中

Makukeでは、2月25日まで先行予約を受け付け中。4月末までに出荷の予定となっています。なお、STORM2本体のほか、STORM2を充電できるオプションのソーラーパネルも用意されています。DCも使え利用範囲が広いだけに、ソーラーパネルもあるとアウトドアや万が一の災害時などにも活躍しそうです。