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Samsungも「修理する権利」に対応。iFixitと提携し、純正パーツやマニュアルを供給へ

日本での展開は当分先になりそうだけど、修理業者にパーツ供給が始まれば、修理が安くなるかも

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Samsungは3月31日(現地時間)、Galaxy S20およびS21シリーズ、Galaxy Tab S7+について、ユーザーによる修理が可能になると発表しました。ユーザーは、純正パーツや修理ツール、Step by Stepの修理ガイドにアクセスが可能になります。なお、パーツや修理ガイドの提供に関して、オンライン修理コミュニティであるiFixitと協力しています。

まず、ディスプレイ・アセンブリ、背面ガラス、充電ポートの交換から開始。使用済みの部品はSamsungに返却すると、責任を持ってリサイクルされるとのこと。将来的には、幅広い製品ポートフォリオから、より多くのデバイスに拡大する予定としています。

なお、iFixitによると、パーツ供給は米国で開始され、EUで展開。その後、他の地域にも拡大予定とのことです。

こうしたユーザーによる修理を認める動きとしては、すでにAppleが発表済み。米国で法制化が進む「修理する権利」に対応するものですが、日本では技適の絡みもあり、ユーザーによる電波を発する機器の分解・修理は法律上、認められていません。

このため、日本での展開は法整備が済んでからということになりそうですが、認定修理業者へのパーツ供給などの形で、法整備以前に進められる可能性はあるかもしれません。

Source: Samsung