カテゴリ:雑記

Samsung本気のタブレット、Galaxy Tab Sのアンバサダーミーティングに参加してきました

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明日8月1日に発売になるSamsungの新しいタブレット、Galaxy Tab Sのアンバサダー タッチアンドトライイベントに参加してきました。

Samsungではこれまでもタブレットを数多く発売していますが、今度のTab Sは名前が示す通り、Galaxy Sシリーズのタブレット、要するにフラッグシップシリーズのタブレットになります。また、日本国内ではキャリアを通さずに販売する初めての端末ということです(残念ながらWiFiモデルのみでLTEモデルの投入予定はいまのところないとのことです)。

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そんな感じで前半はSamsungのかたのプレゼン。Galaxy Tab Sでは、「見る」ということにこだわったとのこと。

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まずはSamsungのお家芸でもあるSuper AMOLED。Adobe RGB再現率94%となり、通常のTFT LCDよりも色再現率が高いというのをとにかく強調されていました。

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また、コントラスト比が高いのも特徴。この特徴は、画面の輝度を下げたときによく分かるそうです。コントラスト比が高いので、輝度を下げても黒い部分が潰れることなく判別できるのだとか。

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そして、これはGalaxy S5にも採用されていたようですが、Adaptiveディスプレイという仕組みが入っており、S5のものよりも進化しているとのこと。これが何者かというと、表示しているコンテンツや環境によってディスプレイの配色を調整してくれる機能です。

例えば、電球などの下では赤みが強くなり白いものが赤っぽく見えますが、Galaxy Tab Sではそういう環境ではディスプレイの赤みを自動的に低くしてくれるとのこと。また、電子書籍を読んでいる場合などは白地をやや暖色系の表示にして目が疲れにくくしたり、ビビッドな写真を表示しているときはより鮮明に映るようにといった調整も行うとのこと。

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スタイル的には厚さ6.6mm、重さ465gということで、10インチクラスでは最薄、最軽量「クラス」。ここはXperia Z2 Tabletに負けています(6.4mm 439g)。ただし、8インチのGalaxy Tab Sは厚み6.6mm、重さ294gで8〜9インチでは最薄最軽量とのこと。

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Galaxy Tab Sで一番感心したのが、このSideSyncという機能。Galaxyスマートフォンと連携(WiFi Direct)し、スマートフォンの画面をタブレット上にエミュレータのように表示、その画面でスマートフォンを操作できるというものです。

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コンテンツのコピーやクリップボード共有はもちろんですが、スマートフォンへの着信をタブレットで応答し、そのまま通話も可能です。

例えば、家に帰ってきてスマートフォンは自室で充電。Tab Sをリビングで使っているときにスマートフォンに着信があっても、そのままリビングのタブレットで応答できます。もちろんSMSなどの受信や送信も可能です。

ASUSのトランスフォーマ(スマートフォンをタブレットにドッキングして使える)をソフト的に再現したような感じですね。

フラッグシップモデルのプレゼンだとスペックや最新技術といったところに話を持って行きがちですが、これは機能の作り込みはもちろんですが、利用シーンまでよく考えられていると本当に感心しました。思わず使ってみたいと感じてしまいます。残念なことに対応するのはAndroid 4.4以上のGalaxy端末のみということですが、Galaxy S4 Activeで使えるかなぁ?

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Galaxy S5にも搭載されている指紋認証にも対応しています。

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プロセッサにはExynos 5Octaを採用。ちょっと意外だったのですが、Exynos 5 Octaの国内投入はこれが初めてだということです。8コア搭載していますが、big.Littleエンディアン構成で同時に動作するのは4コアです。普段は省電力な4コア(1.3GHz)で動作し、パワーが必要な場合には1.9GHzの4コアにチェンジします。

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今回のタブレットは単にスペックを追求したということではなく、使い勝手を本気で考えてきているなというのが素直な印象です。同じ10インチのXperia Z2 Tabletは最薄最軽量で「持ち歩いてもらいたい」ということをアピールしていましたが、Galaxy Tab Sでは「(10インチだと)持ち歩かないでしょ?」ということを言っていました。

私としては後者の考えに賛成なのですが、実はこのGalaxy Tab S、Xperia Z2 Tabletよりもサイズが小さく、これなら持ち歩いてもいいかなという気分にさせられます。

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後半はタッチアンドトライ。Galaxy Tab Sの背面には不思議なボタン状のものが2箇所あります。なんだろうと思ったら、専用のカバーを取り付けるためのものでした。カバー側の出っ張りをスナップボタンのようにパチンとはめ込みます。これはうまいなぁ。

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ボタンで留めているので、横から見てもスッキリ。

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伊藤浩一のWindows Phone応援団の伊藤さんが持ち込まれていたLTEモデルとの比較。外観上の違いはSIMスロットの有無だけです。

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そんなわけで、Galaxy Tab Sを1ヶ月間モニターとしてお借りしました。たまたま手元にはやっぱりお借りしているXperia Z2 Tabletもあるので、両者の比較を交えながらレビューをしてみたいと思います。