こだわったのは完璧な不完全さ、IKEA「INDUSTRIELL/インドゥストリエル」コレクション先行発表会

手作りの量産品

IKEAが4月上旬から発売する新コレクション「INDUSTRIELL/インドゥストリエル」の先行発表会に参加してきました。

INDUSTRIELLはオランダ人デザイナーPiet Hein Eek(ピート・ヘイン・イーク)さんとコラボしたプロダクト。ピートさんは素材を活かし、廃材なども利用するユニークな作品を手掛け、世界的に高い評価を受けているデザイナー、だそうです。すいません、正直知りませんでした。

▲Piet Hein Eek(ピート・ヘイン・イーク)さん(中央)。右はIKEAのクリエイティブリーダーKarin Gustavssonさん

しかし、今回のイベントでピートさんのトークショーがあったのですが、その考え方などには共感できるものもあり、少しファンになりました。

先にも書きましたが、ピートさんの廃材なども使い、素材を活かした作品を作っています。大量生産品はこれまで手掛けたことがなかったとか。そのため、IKEAとのコラボでは、いかに素材感を活かすか、そして廃材を出さないかに苦心したそうです。廃材を活かすのが持ち味のデザイナーが、大量生産だからといって廃材を出すわけにはいきませんからね。

そんな想いの中から生まれたのがINDUSTRIELL。素材を活かすと同時に、廃材も限りなくゼロに。そして何より手作り感にこだわったとのこと。綺麗な工業製品ではなく、温かみのある製品を作りたかったと。

「完璧な不完全さ」というキャッチコピーがすべてを表している気がします。しかしながら、IKEAの製品であり、やっぱり大量生産品です。なので、工場で作れる手作り感を突き詰めたそうです。

また、椅子や机などには素材としてパイン材を使用。パイン材、最近は人気が下火になっているとのことですが、IKEAの取引先にはパイン材を扱う業者もまだまだ多く、そういうところを活かしたいという想いもあるそうです。なんかいろいろなことを考えていて素直にすごいと思えます。

▲パイン材は柔らかいため、ネジの止め方によっては時間と共に穴が広がりガタがでることも。そういった部分にも配慮しているそうです

▲そんなデザインポイントを熱く語るピーターさん。いい椅子の見極め方は、1脚で座ってみてグラつかないかどうかなんだとか

机も表面を磨かず、あえて刃の跡を残しているとか。

▲パイン材にありがちなピカピカな表面は木材というよりプラスチック製品みたいで嫌だったそう

一見すると和ものっぽいクッションとテーブルクロスもINDUSTRIELLコレクション。織物ではなく、手書きのデザインを印刷したものです。

▲ピーターさんが手書きしたそうです

▲グラスも工業製品にありがちな真円ではなくいびつな形に。

▲ランプシェードや後ろの棚もINDUSTRIELLコレクション

そんなINDUSTRIELLコレクションは4月上旬発売予定。ただIKEA Tokyo-Bayではすでに一部製品の販売が開始されているそうです。

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