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計測結果をスマホに連動できるスマートメジャー 「Bagel」をレビュー

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Kickstarterで出資していたスマートメジャー「Bagel」が届きました。

Kickstarterの説明を見ると一目瞭然なのですが、簡単に説明するとデジタルで計測値を読み取れるようにしたメジャー、つまりデジタルノギスのメジャー版です。

本体の大きさは通常のメジャーとほぼ同じ。
サイズは80 x 80 x 30mmです。

写真レビュー

各部の説明は写真を見るよりもイラストを見たほうが理解が早いと思います。

液晶ディスプレイの隣はキャンセルボタン兼BluetoothのON/OFFスイッチ(イラストではReset Button)、そしてモード切替ボタン(Mode Button)。
ディスプレイとボタンの間にあるのは、イラストには記載がありませんがマイクです。

後ろに回ってホイールとホイール用のガイドLED。

一周回って、電源ボタン、充電用のmicroUSBポート、レーザーガイド、超音波センサがあります。

計測の3つのモード

Bagelではいわゆる普通のメジャーとして計測方法(String)に加えて、ホイールを転がした距離を計測するWheel、超音波センサーで距離を測るRemoteという計測モードがあります。
各モードの切り替えはModeボタンで行います。

まずStringですが、これは内蔵された紐を引き出して長さを測るという普通のメジャーっぽい使い方です。
ただし紐自体には特にスケールは刻まれておらず、長さはあくまでもディスプレイに表示されたものを読み取る形です。

試しに机を測ってみたところ、711~712mmという感じでばらつきました。
普通のメジャーで測ると710mmなので1~2mmの誤差はあるようです。
マニュアルによると誤差は±5mmということになっています。

Wheelモードはその名の通り、ホイールを転がしてその距離を測るというもの。
ガイド光がでるものの、まっすぐ進ませるのは結構難しく、使いどころが微妙なモードです。

最後のRemoteモードは高音波センサを使い距離を測るというもの。
0.3m~5mの範囲で計測ができるとのことです。
どこを計測しているかわかるよう、ガイドレーザーが出ます。

平らなところに置かないと計測が安定しませんが、試した範囲ではちゃんと測れています。
下の画像では机の端に置いて壁までの距離を測ったところ64.9cmという結果でした。本体が8cmあるので机の端から72.9cmでメジャーでの結果とほぼ同じです。

なお、初めから本体の8cm分をオフセットして、表示させることも可能です。

アプリ連携

計測した結果は、本体横にあるSaveボタンを押すと保存することが可能です。
その際、音声メモを録音することもでき、例えば計った場所などを記録しておくことができます。

記録した内容は本体で参照できるほか、iOS/Androidの専用アプリからBluetoothで接続して参照することもできます。
なお、iOS用は2017年1月にリリース予定となっています。

Bagel Labs

Bagel Labs
開発元:Bagel Labs
無料
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アプリでは、写真の中に計測した数値を入れることもできるので、例えば家具の写真を撮って各部の寸法を記入しておくということもできます。

便利といえば便利

正直なところ、普通のメジャーでいいんじゃないかという気がとてもするのですが、測った結果をボタン一つで記録して置けるというのは便利といえば便利です。

また、超音波センサのRemoteモードは部屋の隅から隅などメジャーで測るのはちょっとしんどいという場面では有効に使えそうです。

Kickstarterのキャンペーンは終了していますが、現在はindiegogoで先行予約を受け付け中です。
価格は$72で2017年2月に出荷予定となっています。

この価格なら、1つ持っていてもいいかなという気はしますね。