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USBケーブルが溶けてAmazon Fireが異常発熱!せっかくなのでFireを分解してみた

Fireから発火(Fire)にならなくてよかった。

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朝、子供さんが「タブレットから煙が出た~!」とすっ飛んできたので何事かと思ったら、充電に使っているケーブルの被覆が溶けてどろどろに。挿していたAmazn Fireは素手で触れないほどに熱くなっていました。

Fireが異常発熱

幸い、Fireが発熱していたのはカメラ周り部分だけだったので、自室に持ち帰り様子見。

▲背面温度は100℃オーバー。最高で112℃を記録しました。

これがリチウムイオン電池の異常発熱という奴だろうか?っと思っていたのですが、30分経っても100℃越えの状態が続いていたので、とりあえず保冷剤で強制冷却してみました。

▲これが正しい対応なのかは不明・・・

ケーブル断線が発端?

しばらくしたら温度が下がったので、あらためて何が起きたのかを確認してみました。

まず「煙が出た」ですが、これがケーブルが溶けたときの発煙なのか、タブレット本体からの発煙なのかは不明です。状況的にはケーブルの発煙なのかなと思っています。

このケーブル、Amazonで高耐久をうたっているものですが、Amazonのレビューを見てもすぐに断線したというものがチラホラ。

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ただ今回に関しては、ケーブルの曲がり方からして子供さんの扱いが乱暴だったのが原因な気がします(ただし、被覆が溶けたのが原因で、急角度に曲がったという可能性もあります)。

Fireを分解。原因はバッテリーではなかった

Fireのほうは、その後電源が入らなくなったので、完全に壊れた模様。延長保証にも入っていない端末だったので、分解して中身を確認してみました。

分解は非常に簡単です。サイドからヘラなどを差し込めばすぐに背面ケースを開けられます。

▲丈夫なら爪でもOK

背面ケースにはケーブルなどで繋がっていないので、そのまま分離できます。

発熱していたのはバッテリーかと思っていたのですが、違いました。位置的には赤丸部分が最も発熱していた箇所です。

発熱していた部分が熱で変形しています。

ケース裏面には、金属シールドの形状に溶けて跡がついていました。

肝心の部分のシールドが外せなかったので、メイン部分のシールドを取ってみましたが異常はなさそうです。

基板の背面を見ても特に異常はありませんでした。

やはり、左端にあった金属シールド、もしくはその中身が発熱していたようです。すぐ下にある白いコネクタがバッテリーなので、充電用の保護回路か何かだとは思います。バッテリに影響がなかったので、ちゃんと機能していたということですね。

電気回路には詳しくないので、ひとまず検証はこれまで。

延長保証に入ってたとして、保証が効くケースなのかはわかりませんが、落雷(による過電流)や画面割れでも保証してくれるので大丈夫なのかもしれません。

そんなわけで、Fireを購入する際は、忘れずに延長保証に入りましょう。

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