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Razer Blade Stealth 13(2019)、4Kモデルの実機レビュー

MX150の効果はそれなり

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日本でも発売開始されたRazerの13インチラップトップ、Razer Blade Stealth 13の2019年モデルを購入してみました。ただし、購入したのは日本では出ていない4Kタッチパネルモデルです。

日本で発売されているのは、13.3インチ 1920×1080でこのサイズにしては解像度がやや物足りません。というわけで、米Amazonで購入しました。

仕様としては、13.3インチ 3840×2160 タッチパネル。CPUは第8世代core i7-8565U。GPUはNVIDIA GeForce MX150。RAM16GB、ストレージ512GB。ディスプレイとストレージ以外は国内上位モデルと同じです。

ディスプレイは4Kですが、ベゼルは太め。とくに下部は広く約40mmあります。ちなみに上部は約10mm、左右は4mmほど。

インターフェースは向かって左側にThunderbolt 3(USB-C)とUSB Type-A、3.5mmジャック。右側にType-CとType-A。

なお、米Amazonでの購入ですが、技適マークは付いていました。日本国内での利用も安心です。国内での保証は効かない気もしますが(製品登録は日本のサイトでも行えました)。

指紋センサが付いていないのが残念ですが、Windows Hello対応の赤外線カメラを搭載しているので、いまのところ不自由はありません。

Razerと言えば光るキーボードですが、Razer Blade Stealth 13もちゃんと光ります。もっと派手な光りかたを想像していたのですが、意外と控えめな雰囲気です。

発行パターンは専用アプリから変更が可能。自分好みにカスタマイズが可能です。

米Amazonでの購入なのでキーボードはUS配列。むしろこのほうが好みです。Razer Blade Stealthはキータッチが硬いという評価をよく聞くのですが、確かに硬いというか反発が強いというか、そういった印象はあります。

ただ、今のところは許容範囲といったところ。しかし、結構パチパチという打鍵音はあるので、静かなところでは気になるかもしれません。

▲Backの上に電源ボタンがあるのがイマイチ……

気になるグラフィック性能ですが、Razer Blade Stealthは内蔵のUHD Graphics 620とGeForce MX150を状況に応じて使い分けるようです。具体的には電源に接続しているかどうかでベンチマークのスコアが大きく変わりました(電源モードはいずれも「高パフォーマンス」に設定)。ただ3DMarkには大きな変化はなく、よくわかりません……。

そのベンチマーク結果は下記。カッコ内は電源未接続の状態です。

  • CINEBENCH R15(Open GL) : 75.70fps(33.82fps)
  • CINEBENCH R15(CPU) : 538cb(428cb)
  • PCMark 10 : 3065(2424)
  • 3DMark(Time Spy) : 1178
  • 3DMark(Fire Strike) : 2611
  • 3DMark(Cloud Gate) : 12088

ドラゴンクエストベンチマークは標準品質 / 1920×1080 / ウィンドウ設定で「4179 普通」との結果。ちなみにフルスクリーンなら「7586 とても快適」でした。

動作が重いFFXVベンチマークは軽量品質/1920×1080/フルスクリーンで「2418 重い」。軽めのゲームならそこそこ動くものの、単体で最新のゲームをプレイするには少々辛そうです。

もっとGPUパワーが必要になったら外付けのCore V2などの出番でしょうか。ちなみにSteam版のBIOHAZARD RE:2は問題なく動きました。

MX150をどう評価化するのか次第なところもありますが、正直なところCore i7-8565Uのパフォーマンスがあれば、グラフィックはUHD Graphics 620でも十分な気がします。どのみちMX150でも重いゲームは無理ですし。

せっかくなら、Core i7でRAM16GB、グラフィックはUHD Graphics 620といった構成が欲しいところです。