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スマホアプリを活用した健康保険指導は、使わない場合よりも効果が高い。オムロンが試験結果を発表

体重測定の頻度が高い人ほど減量効果が高かったとのこと

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Image:buritora/Adobe Stock

オムロンヘルスケアは8月24日、独立行政法人国立病院機構京都医療センターの臨床研究センター予防医学研究室と共同で、オムロンの特定保健指導向けスマートフォンアプリ「けんぽアプリ」を活用し、特定保健指導プログラムが減量に及ぼす影響に関するランダム化比較試験を実施。その結果を発表しました。

特定健康指導は、生活習慣病の発症リスクが高く、生活習慣の改善による生活習慣病の予防効果が多く期待できる人に対して、専門スタッフ(保健師、管理栄養士など)が生活習慣を見直すサポートするというもの。健康診断や人間ドックなどの際に、簡単な指導を受けた人もいるかもしれません。

今回の試験では、特定保健指導の対象条件に該当する40〜60歳男女74名を、けんぽアプリを利用したグループ37名と利用しないグループ37名にランダムに振り分け、特定保健指導プログラムが減量に及ぼす影響を確認。その結果、アプリを使用したグループの3か月後の体重減少効果は平均で2Kgとなり、利用していないグループは0.8Kgに留まったとのことです。

なお、アプリを利用したグループは、生活習慣や減量目標、行動目標の設定を事前にアプリに入力し、医師や保健師が減量への動機付けやアドバイスなどの提供を面談で実施しています。

また、けんぽアプリを利用している3つの健康保険組合の中で、特定保健指導対象となる組合員167名のデータを解析。体重の測定頻度と測定継続率および減量効果も確認されています。それによると、計測頻度が多い人のほうが、少ない人と比べて減量効果が大きいことがわかったとのことです。

朝晩の体重測定を週6日以上継続した人の6か月後の減量効果は2.6Kg。1日1回の体重測定を週6日以上行った人は1.7Kg。朝晩の体重測定を行っていても、週3日未満の人の減量効果は0.8Kgに留まったとのことです。

アプリの利用有無はともかくとして、小まめに体重を記録することで減量効果を確認しやすくなり減量のモチベーションに繋がったということはありそうです。なお、京都医療センター 臨床研究センター予防医学研究室の坂根室長は、「今回行った試験から解析の検証の結果で興味深いのは、漫然と体重計にのるのでは効果が少ないが、朝晩に体重計にのり、アプリからフィードバックをもらうことが減量を促進した」とコメントしています。

Source:オムロン