カテゴリ:雑記

今年読んだ中で面白かった本ベスト5

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Creative Commons License photo credit: Meg Stewart

今年は123冊の本を読みましたが、その中でも特に面白かったベスト5を挙げてみました。

ジェノサイド

現人類を超える知性を備えた新人類の誕生を知ったとき、現人類はどのような行動をとるのか。差別主義、民族主義などを考えさせられる内容でありつつ、どう転ぶかわからないストーリーが、コンゴのジャングル、アメリカ、そして日本でスピーディーに展開されていきます。文句なく今年読んだ本の中では1番面白かったです。

ねじまき少女 上 (ハヤカワ文庫SF)

化石エネルギーの枯渇が深刻になった近未来、遺伝子操作で作られた大型獣が動力源として重宝されている世界。そんな世界で繰り広げられる、絡みあう4人の物語。スチームレス・サイバーパンクというジャンルになるそうですが、この1作で終わらせるには惜しい世界観です。

ダイナミックフィギュア〈上〉 (ハヤカワSFシリーズ―Jコレクション)

エヴァンゲリオンを今風にしたらこうなった的なストーリー。ロボット物ではありますが、人間関係の描画が中心です。ラスト付近でやや御都合主義的なものを感じますが、そういうのもすべて許容できてしまえるほど面白い内容です。

ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)

最近読んだので印象に残っているというのもありますが、やっぱり面白い。雑誌記者と精神障害の診断を押し付けられた天才ハッカーが協力して事件を解決、というありがちな内容なのですが、そこに国家レベルの機密やらスパイやらが絡んできて話がどんどん複雑になっていきます。1作目は単純に謎解きミステリーとしても面白いです。映画になっているようなので近々みてみようと思ってます。

アナタはなぜチェックリストを使わないのか?【ミスを最大限に減らしベストの決断力を持つ!】

外科医である著者が医療現場(外科手術)で使えるチェックリストを作成するために、航空業界、建築業界のチェックリストを参考にしながら試行錯誤していく過程を描いたドキュメント。「チェックリストをつけながら仕事をしていたら時間がかかって仕方がない」と思っていたのですが、この本を読んでその考えが変わりました。

来年はどんな本が出てくるかな?