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モジュール式ノートPC「Framework Laptop」が米国でプレオーダー開始

これは面白そうなのだけど、パーツ類の供給がいつまで続くのかが気になるところ

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一昔前は、ノートPCでのメモリやストレージの追加・交換はもちろんのこと、CPUの換装も行えていましたが、最近ではそれらはオンボードになってしまい、換装を行うにしてもリボールなどの難易度が高い作業が必要になってしまっています。このため、アップグレードするには買い替えが必須な状況です。

そんな中、電子ゴミを削減するためにも、各パーツを自分で交換できるようにするモジュール式ノートPC「Framework Laptop」の予約注文が米国で開始されました。基本セットは999ドルから。一から自分で構成できるDIYエディションは749ドルからです。

Framework Laptopは、筐体の外装と13.5インチ(2256×1504)のディスプレイ、そして55Whのバッテリーは固定ながら、メモリやストレージ、各種ポート類がモジュール式になっており、自分で換装できるノートPC。

メモリは一般的なDDR4-3200のSO-DIMMで、ストレージはM.2 2280。メモリは最大64GB、ストレージは8TBまで利用可能です。CPUは第11世代のCore i5-1135G7/i7-1165G7/i7-1185G7から選択。なお、CPUを換装する際には、マザーボードの交換も必要となります。

面白いのが外部ポートで、ここもモジュール式になっています。本体底面に4か所の増設スロットがあり、USB-AやUSB Type-C、HDMI、DP、microSDスロットなどを取り付けられます。このモジュール自体はUSB-Cになっているようです。なお、この部分に拡張ストレージの取り付けも可能です。

なお、キーボードは、現状ではUS配列しか用意されていませんが、今後他の言語の配列も用意するとのこと。このほか、ディスプレイ周りのベゼルもマグネット式で他のカラーに交換が可能になります。

筐体の基本仕様は、15.85 x 296.63 x 228.98mmで重さ1.3Kg。この手のモジュール式はやや不格好になる印象ですが、一般的なノートPCとそん色なく、スタイリッシュな仕上がりです。

予約が開始されている米国では、今夏に出荷予定。年末までにアジアとヨーロッパでも注文を開始するとのことです。

Source: Framework