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One-Netbook A1インプレ。エンジニアじゃなくてもチェックしたい1台

RS-232って、そろそろ見たことがないという世代もいるのだろうか

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12月4日に発売となるエンジニア向けのUMPC、One-Netbook A1をレビュー用にお借りました。ただ借りたのはプロトタイプ。中身が製品版とは異なります。ということで、とりあえず外観を中心に軽いインプレションをお届けします。

One-Netbook A1は、LOOX Uっぽい回転するディスプレイを備えた7インチのUMPCで解像度は1920×1200。ディスプレイを背面に回すのではなく、キーボード上に回転して閉じられるので、タブレットスタイルで使うときに、背面のキーボードが気になることもありません。

▲ディスプレイを表にしたタブレットスタイル

One-Netbook A1とOneMix 3Sをタブレットスタイルにして裏返したところ。OneMix 3Sはキーボードが裏面に来てしまいますが、One-Netbook A1はそのまま。

▲裏にキーボードがあるの、持ったときに気持ち悪くて苦手

そんな背面には、75mmピッチのネジ穴があり、VESAマウントで固定可能です。サーバーとか産業機器の保守用に、アームに固定して使えるようにですね。

▲背面のネジ穴でVESAマウントに固定可能

インターフェースは、背面にRS-232とmicroHDMI、USB-Ax2、RJ45。向かって左側面にUSB-CとmicroSD、右側面に3.5mmジャック。また、背面左隅にはストラップホールもあります。

UMPC好きには気になるキーボードの仕上がりですが、打鍵感はそこそこ。記号の配列が特殊ですが、UMPCとしては許容範囲でしょうか。なお、プロトタイプは英語配列ですが、製品版は日本語配列です。ただ英語配列モデルも予約販売は行われるとのこと。

▲ポインティングデバイスはOneMixシリーズでお馴染みの光学式。キーボード上部の電源ボタンに指紋センサも組み込まれています。もちろん、バックライト付き

8インチのOneMix 3Sと比べてもキーボードが一回り小さいので、タッチタイプはかなり厳しいのではないかと思います。

また、光学式ポインティングデバイスは、両手持ちで使うには不向き。机上で使うには使いやすいですが、この辺りは立ち作業も多いサーバ保守などで使うには向いていなさそうですが、CUIでの操作も多いし、気にならないのかも。

▲上:One-Netbook A1、下:OneMix 3S

また、本体が550gと軽いので、片手で支えつつ、片手で操作をしても苦ではありません。

▲実測値でも550gでした

今回お借りしたプロトタイプは、CPUがCore i7。製品版はCore m3-8100Yなので使用感などは参考になりませんが、OneMix 3Sと同じと考えれば、十分実用はできる性能のはず。エンジニア向けではあるものの、小型端末好きには刺さるものがありそうです。

▲iPhone 12 miniと比較。持ち運びにはいいサイズ