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NTTグループ初のコンシューマー向け音響ブランド「nwm(ヌーム)」発表。独自技術PSZ採用で音漏れしない耳を塞がないイヤホン発売

装着感は軽め

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NTTソノリティは11月9日、NTTグループとしては初のコンシューマー向け音響ブランド「nwm(ヌーム)」の立ち上げを発表しました。同ブランドの初製品として、独自のPSZ技術を搭載するイヤホン2機種も発表されています。

PSZ(パーソナライズドサウンドゾーン)は、ある位相(正相)に対して逆相の音波を当てることで音波同士を消音。耳元に音が聞こえる小さなカプセル状の空間を作り出すという技術。ようするに、外向きのアクティブノイズキャンセリング(ANC)と似たようなものですが、これを単一のスピーカーで実現しているのが特徴となっています。通常のスピーカーでは、干渉しないようにエンクロージャーの中に逆相の音を閉じ込めますが、PSZ技術ではその逆相の音を積極的に活用しているとのことです。

発表された製品は、有線タイプの「nwm MWE001」と無線タイプの「nwm MBE001」。有線タイプでは8250円で販売が開始されています。

この製品、8月にGREEN FUNDINGでクラウドファンディングを実施していたもの。シェーファー掛けのように耳に装着しますが、ドライバーユニットは若干浮いており、耳を塞がない構造です。左右合わせて9g(ケーブルは含まず)と軽量なこともあわせて、長時間の利用でも苦にはなりません。

「没入感ではなく、周囲とつながる気持ちさ」を追求したとのことで、音楽をじっくり楽しむという製品ではありませんが、リモート会議やBGM的に音楽を聴くには良さそうです。

▲無線タイプを装着したところ。有線タイプも装着方法は同じです

無線タイプのnwm MBE001は、今冬GREEN FUNDINGでクラウドファンディングを実施予定。海外向けにはIndiegogoでクラウドファンディングを行うとのことです。