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走行する新幹線内でNreal Airを体験する「REAL Air Express Tour」開催

Nebula for Windows、結構良さそう

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ARグラスを手掛けるNrealが、「旅の日」である5月16日に新幹線車内でNreal Airを体験するというイベント「REAL Air Express Tour」を開催しました。品川から名古屋までの約90分間という短い時間ではありましたが、日本Nreal 代表取締役のJoshua Yeo(呂正民)氏からNrealのこれまでの実績と今後の展望などについても発表も行われました。

なお、高速走行する東海道新幹線でのガジェット体験会は、史上初の試みだったとのことです。

▲Nrealの近況を説明するJoshua Yeo氏

Nrealの最初の製品となるNreal Lightが発表されてから、5月でちょうど丸4年。

▲Nreal Airは日本で先行発売。その後、中国や米国でも発売されています

2022年3月に日本で先行リリースしたNreal Airは、その後グローバルでも高い評価を受けており、中国ではTMallのXRカテゴリでセールスNo.1を記録。米Amazonでもベストセラー1位を獲得しています。

▲Nreal Airは各国で高評価

そんなNrealの最新の動きとしては、4月末にNebula for Windowsのβテストがスタート。Mac版は2022年にリリースされていましたが、これまでWindows版は考慮すべき組み合わせが多岐にわたり、難航しているとされていました。

Nebulaを利用すると、Nreal AirをPCのディスプレイとして利用可能。最大3つの仮想画面を表示できます。

ただ、それなりのGPUが必要ということで、快適に動かすには、現状ではRTX30シリーズクラスが必要になるようです。

また、体験会では変形キーボードのGrabShellも展示。かなりの慣れが必要そうではありますが、キーボード操作のための机が必要ないというのは、使いこなせれば便利そうです。

▲AR/VRに最適という変形キーボードのGrabShell

▲展開すると机上でも利用できます

走行する新幹線内でのイベントということで、楽しく参加させてもらいましたが、あえて言うなら新幹線内で行う必要があったのかは微妙なところ。

新幹線内でNreal Airを体験できるということだったので、実際の利用シーン(移動中に動画を見る等)を体験できるのかと思っていたものの、別シートに用意されたNebula for WindowsやNebula for Mac、GrabShell、ゲームでの利用などを1回3分ほど体験できるというスタイル。これであれば、一般的な会場で開催したほうがもう少しゆっくり体験できたのではないかと思えます(話題性はともかくとして)。

RentioKikitoなどのデバイスレンタルサービスでも利用できますが、どちらも利用期間が長めに設定されています。なので、東京駅で受け取って、名古屋や新大阪で返却できる、あるいは1泊2日で戻ってきたときに東京駅で返却できるといったサービスがあると、いいのかもしれません。

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