2017.3.15 (更新日:2017.07.13)

Vertuを中国企業から買い取ったのは、過去にNokiaとトランプ大統領から訴えられた亡命中のトルコ人

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過去には日本でも販売されていた、超高級端末でおなじみのVertuのオーナーがまた変わりました。今度のオーナーはトルコの資産家Hakan Uzan氏で、出回っている情報を読む限り、なかなか興味深い人物です。

Vertuの初代オーナーはNokiaでしたが、2015年11月に中国のG​​odwin Holdingが買収していました。英国のThe Telegraphによると、今度はキプロスに登記されている民間投資会社BafertonがG​​odwin Holdingから買い取ったとのこと。購入額は£50,000,000(約70億円)と伝えられています。以外に安い?

このBaferton社のオーナーが、トルコ人の資産家Hakan Uzan氏です。この人、1990年代にボーダフォンのトルコでのビジネスの基盤になったTelsim設立のため、NokiaとMotorolaから多額の融資を受けました。しかしドットコムバブル崩壊の煽りを受け、返済が不可能に。

これに対してNokiaは、Uzan氏が融資した資金を私的に使い私腹を肥やしたと裁判所に訴えてを起こしています。(最終的には訴えは棄却されたようですが詳細は不明)。

また、2001年には現米国大統領のドナルド・トランプ氏が建てたトランプタワー最上階の2フロアを兄のCem Uzan氏とともに$3180万で購入する契約をし、$800万の手付金を支払っていました。しかし、同年9月11日に米国同時多発テロが発生。

最終契約日の10月19日にはトランプタワーもテロの標的になるという奥さんの懸念を理由に姿をあらわさず、契約を一方的に破棄。返却不可条項が付いていた支払い済みの$800万の返却を要求する裁判を起こしています。この時には逆にトランプ氏から訴えられ、$320万の支払いを命じられたようです。

そんなUzan氏の一族は、トルコで銀行やメディアを多数所有していましたが、2003年に不正・腐敗の疑いで資産を押収されています。

兄のCem Uzan氏はトルコの政治家でしたが、2003年~2004年に計画されていたクーデターにかかわっていたとして2007年に逮捕状が出されていました。

その後、兄弟(家族?)ともどもフランスに亡命し、現在は所在不明ということになっています。

なんとも謎多き人物なのですが、フランスでまた資産を築いたということなんですかね?

なお、所在不明ではありますが、広報担当者を通じてTelegraphに「チームと協力してVertuがそのポテンシャルを最大限発揮できるよう投資を行うことを楽しみにしている」というコメントを寄せています。

Vertu自体、業績はあまり芳しくはないようですが、ここらでNokiaが買い戻す・・・なんてことはないのかな?

(source The Telegraph)

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