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英国で「どれだけ運動したら消費できるのか?」を分かりやすくしたカロリー表示が始まる

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カロリー表示

スナック菓子やジュースなどに記載のあるカロリー表示。すごく小さく表示されてたり、原材料やら説明やらでごちゃごちゃしてるところにあるので見づらかったりして、結局あまり気にしていなかったりするのですが、英国の公衆衛生王立協会(Royal Society for Public Health)がそんなカロリー表示の新方式を提唱しています。

単に「~Kcal」という記載をするだけでなく、「何分走ったら」「何分泳いだら」消費できるカロリーなのかをアイコンで表示する「Activity equivalent」表示です。日本語だと「活動等価」表示とかになるのかな?

英国では成人男性の3分の2が肥満傾向にあり、年々悪化しているそうです。さらに2050年までに女性の50%が肥満になるという調査結果も出ているということで、肥満対策は重要な課題となっています。先月にも、ソフトドリンクに含まれている砂糖の量で課税するという方針を発表していました。

英国、ジュースに「砂糖税」を導入|WIRED.jp

そんな中での今回のラベル表示は、ぱっと見で、直感的にどれだけカロリーがあるのかを理解してもらうのが目的です。実際には表示についての法的な強制力はないということですが、半数以上の食品に採用されると期待しているそうです。

カロリー表示

実際にどれだけのカロリーを消費するかは体重などによってもかわりますが、おおよそ100Kcal消費するのに19分のウォーキングという計算のようです(ちなみに表中のmphはマイル速度です)。

消費者にとってはこの表示はわかりやすいしインパクトあるし、「こんなに動かないと消費できないならやめておこうかな……」という気持ちにさせられるので、少なくとも日本では導入されないだろうなぁ。

(via GIZMODO)
(source 公衆衛生王立協会)