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Bixby搭載スピーカー「Vega」をSamsungが開発中との噂、Bixbyの英語対応はデータ不足のため難航中

日本語は当分話せそうにないですね。

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SamsungがGalaxy S8/S8+に搭載した音声AIアシスタントのBixby。そのBixbyを搭載するスマートスピーカーをSamsungが開発しているとWall Street Journalが報じています。

WSJによると、Vegaという開発コードで、1年以上前から開発が進められているとのこと。Bixbyを発表したのは今年3月ですが、Samsungは昨年10月にSiriの元開発メンバーが開発したVivを買収しており、この時にはスマートスピーカーの構想があったということなのでしょう。Bixby発表時にも、家電などをコントロール出来るスマートホームに対応することが伝えられていました。

ただ、肝心のBixbyですが、いまだ韓国語しか話せないという状態です。英語は今年春に話せるようになるという話でしたが、アーリーアクセスのベータ版は提供されているものの、正式リリースには至っていません。そのベータ版についても評判は今一つのようです。

この英語版の提供遅れの原因は、英語に関するデータの蓄積が少なく、深層学習が上手く進んでいないためというSamsung広報担当者の言葉を韓国ヘラルドは伝えています。また、カルフォルニアの開発チームと韓国本社とのコミュニケーションがうまくいっていないのも原因だとか。

こんな状態なので、日本語対応は当分なさそうですね。

なお、前述したVivの技術は、まだBixbyには取り入れられていないそうです。この辺の対応が進むと、GoogleアシスタントやSiri、Cortanaと肩を並べられるようになるのかもしれません。いまからAlexaに追いつくのはかなりしんどい気がします。

(source Wall Streat Journal, Korea Herald)