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楽天がFREETELのMVNO事業を買収、FREETELは端末事業を継続

楽天はMVNO事業で業界3位になるそうです

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楽天がFREETELのMVNO事業を買収すると発表しました。買収額は5億2000万円。事業買収としては破格とも言える安値ですが、FREETELの抱える負債のうち約30億円を引き継ぐためのようです。

FREETEL(プラスワンマーケティング)は「日本に、もうひとつの携帯会社」というキャッチコピーでMVNO事業を展開していましたが、最初こそ独自端末の導入やわかりやすい価格設定で人気が伸びたものの、最近はプラン設定が大手キャリア並み(あるいはそれ以上)に難解になり、端末導入もあまり行われていませんでした。

その結果なのかはわかりませんが、昨年度には約50億円の赤字となっていたようです。

海外でも端末を販売するなどがんばっていた感はあるのですが、うまくいかなかったのですね。

なお、プラスワンマーケティングはMVNO事業と端末事業で会社を分割。MVNO事業のみ楽天が買収し、端末事業は引き続き行っていくとのこと。これからは端末メーカーとしての道を歩むようです。

現在のFREETEL回線の契約は11月1日以降、楽天に引き継がれますが、プランを含め、適用中のキャンペーンはそのまま継続されるとのことで、ユーザー側では特に手続きは不要です。

ところで、プラスワンマーケティングはヨドバシが大株主だったのですね。だからヨドバシの店頭で大きな売り場を持っていたのか・・・。

(source FREETEL, 楽天(東証適時開示))