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Qualcomm、完全ワイヤレスイヤホンをサポートするBluetooth Audio SoCを発表。消費電力を65%削減、aptX HDやANCをサポート

性能があがって、低価格化してくれるとうれしい

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完全ワイヤレスイヤホンが花盛りですが、真のブレークスルーは今年後半になるかもしれません。現在開催中のCES 2018において、Qualcommが完全ワイヤレスイヤホンのための低電力Bluetooth SoC、QCC5100シリーズを発表しました。

要するにイヤホンの中に組み込むためのBluetooth SoCですが、従来製品よりも65%の低消費電力化を実現。また、左右完全ワイヤレスなTrueWireless Stereo、aptX HDをサポートするほか、アクティブノイズキャンセラー(ANC)にも対応します。

SoCが対応したからといって、すべての製品で直ちに利用可能になるわけではありませんが、利用しやすくなり、製品化のハードルが下がるのは間違いありません。ここ数年でデュアルカメラのスマートフォンが急増しましたが、あれはSoCがデュアルカメラに対応したことが大きく影響しています。

今後、同様のことがBluetoothイヤホンにも起きる可能性があります。

Qualcomm QCC5100シリーズがサポートする主な機能は下記のような感じです。

  • 低消費電力、極小サイズ
  • デュアルコア 32bitプロセッサ アプリケーションサブシステム
  • デュアルコア Quaicomm kalimba DSPオーディオサブシステム
  • aptX、aptX HD、Enhanced ANCサポート
  • Bluetooth 5.0、2Mbps Bluetooth LEサポート
  • 内蔵ストレージ、内蔵メモリサポート

QCC5100シリーズを搭載した製品は2018年前半に予定されているとのこと。メーカーはわかりませんが、その性能が試金石となりそうです。

(source Qualcomm)