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Montblancがペン先のオーダメイド、ビスポーク・ニブを開始

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Montblancが万年筆のペン先、ニブのパーソナライズ、カスタマイズに対応した「ビスポークニブ」を開始しました。「ビスポーク」というのは服屋が「be spoke」、ようするに話を聞きながら顧客にあった服に仕立てていくことが語源と言われていますが、服以外でも靴や鞄でも使われているようです。

Montblancではこれまでもペンクリニックやサービスセンターで書き癖に合わせたペン先調整を行なっていましたが、ビスポークニブはそれをさらに進めてニブの形ごとカスタマイズすることも可能になっています。Montblancの現行ラインではモデルにもよりますが「EF、F、M、B、BB、OM、OB、OBB」というペン先が用意されています。従来のペン先調整ではこの中の1つを選んで書き癖に合わせて調整を行なっていましたが、ビスポークニブでは切り割りのラインを増やした「ミュージック」や「シグネチャー」などの特殊ニブも作成可能とのことです。ニブの作成はドイツで約8週間かけて行われます。

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ビスポークの第一段階として、他社のペンクリニックも実施されているような「筆圧」「筆記速度」「傾斜角度」「回転角度」「振幅角度」の5つの項目の診断が行われます。この結果で従来のペン先に最適なものがなければビスポークへと進むわけです。この筆跡診断は銀座店で無料で受けられるそうです(要予約かも)。

ビスポークニブの気になる値段は、Mode Pressによると「万年筆の本体+オーダーメイド代で価格は15万7500円」とのこと。モデルによって万年筆本体の値段が大きく違うので、この金額はおそくら145(55,650-)、146(73,500-)のものだと思いいます。ビスポークは8万〜10万って感じですね。

この値段だと流石に手は出ないですが、自分に最適な1本が15万で手に入ると考えれば、人によっては安いのかもしれません。

(via Mode Press)
(source Montblanc-facebook page)