NB-IoTを使う見守りGPS「まもサーチ」を先行体験。「Tile」の製品説明も

Tile、いつの間にか種類増えてたのですね

国内シェアNo.1のBluetoothトラッカー「Tile」と、2月にサービス開始を予定している見守りGPSサービス「まもサーチ」の説明会があったので参加してきました。場所は六本木の「豚組 しゃぶ庵」。

なお、最後に触れていますが、Tileの実機をレビュー用に提供頂いたので、別記事でレビューを書く予定です。

国内シェアNo.1のBluetoothトラッカー「Tile」

まずTile。名前やサービスはかなり前から知っていたものの、使ったことはなかったのですが、認識していたよりも、かなり使いやすいもののようです。

MAMORIOとの違い

この手のサービスは、国内だとMAMORIOが何かと話題になりますが、両者は性質が大きく異なります。

一番の違いとしては、音が出せるかどうか。MAMORIOはデバイスを小さくする反面、それ自体から音は出せません。なので、たとえばキーホルダーに付けていた場合、家の中でそれを無くしても探すのが難しい面があります(AR機能でカメラ越しに探す機能はあります)。

対してTileのほうは、スピーカーを内蔵しており、スマートフォンやスマートスピーカーの操作で音を鳴らすことが可能。クッションの下やソファーの隙間に挟まっているような場合でも見つけられます。

また、Tile側にもボタンがあり、これをダブルクリックすることで、スマートフォンを鳴らす機能もあります。家の中でスマートフォンを見失った場合でも簡単に探せるわけです。

同様の機能はOS標準でありますが、手元のデバイスで簡単に探せるのは便利でしょう。これの変わった使いかたとして、冷蔵庫にTileを貼り付けておき、 家の中でスマートフォンを見失ったらボタンを押すという方法も紹介されていました。

ほかにも、ペットにつけたり(音を鳴らすと餌の時間といった躾をしている人もいるとか)、楽器や補聴器に付けているユーザーもいるそうです。

Japan Taxiとの連携も開始

もう一つ、MAMORIOとの比較ですが、MAMORIOはJRや私鉄、バスなどと積極的に提携しており、落とし物センターにMAMORIOステーションを設置。落とし物が届くと通知が飛ぶといった仕組みを展開しています。

残念ながら、Tileはそこまでの広がりを見せていませんが、Mamorioと同様に、他のユーザーがTileタグの通信圏内に入ると通知を飛ばせるTileコミュニティー機能はあります。

また、Japan Taxiと提携し、国内2万台のタクシー社内端末にTileアプリをインストール。各地を動き回るタクシーがTileタグの近くを通ると通知されるので、発見しやすくなる……という取り組みを昨年末から開始したとのことです。

ちなみに、Tileはグローバル展開している(というかもともと米国企業)ので、海外にもユーザーが多数います(米国でもシェアNo.1)。アプリやサービスは各国共通なので、海外旅行時に紛失しても、見つけやすいとのことです。

ラインナップは4種類

現在のTileのラインナップは四角いMateとPro(Mateは通信距離が60m、Proは120m)、カードサイズのSlim、2個セットの小さく丸いStickerの4種類。

SlimとStickerは電池交換が出来ませんが、MateとProは市販のボタン電池(CR1632とCR2032)に自分で交換が可能です。

Tile組み込み製品も拡大中

また、他企業との提携も進められており、BOSEイヤホンやHPのノートPCなどに、あらかじめTileの機能が組み込まれている製品もリリースされています。

BOSEのイヤホンはSoundSport wireless headphonesが対応。リリース後のファームウェアアップデートでTile機能が追加されました。Bluetoothチップが対応していれば後からの追加も可能とのことで、今後の展開に期待したいところです。

NB-IoTを利用する「まもサーチ」

もう一つの「まもサーチ」は、2月中旬にサービス開始を予定している見守りサービス。

見つけるという点ではトラッカーに近いのですが、大きな違いはSoftBankのNB-IoT(Narrow Band IoT)を利用する点。つまり、それ自身にモデムを搭載しており、自前で通信を行います。

NB-IoTは通信速度が上り63kbps/下り27kbpsと低速ながら低消費電力で、かつ既存のLTE網を利用できるのが特徴です。

▲開発元のIoT Bankは、NichePhoneを手掛けるフューチャーモデルのグループ会社

自前で通信を行えるので、数分間隔で居場所を通知したり、設定したエリア(学校や塾など)から出たら通知をしたりといったことが可能。もちろん、見守る側(親のスマートフォンなど)から現在地確認を行うこともできます。

高速移動には弱いとのことで、高速道路や新幹線などでは位置情報を送信できなくなるとのことですが、自転車や30~50Km/h程度の一般道などでは問題ないとのこと。

▲ランドセルに付けて持ち運びやすいよう、カラフルなカバーも検討されています

バッテリーは充電式で、一度の充電で約3日~5日持つとのこと。1週間持てば、土日に充電するというサイクルで回せそうなのですが、ちょっと残念。なお、バッテリー残量はアプリ上にも表示され、常に確認できるようにはなっています。

通信を伴う為、月額課金のサブスクリプションになっています。本体価格は4800円で、月額は280円から。

Titleとまもサーチをレビュー予定

Tileとまもサーチ、どちらのサービスも実際に試してみないことにはなんとも言えないのですが、ありがたいことにTileは全4種を提供していただきました。

他のTileも含めて、あらためて使った感想などを書きたいと思います。

▲カード型のSlimをサイフにセット。クレジットカード2.5枚分ほどの厚みです

また、まもサーチについても、サービス開始後にレビュー用に提供頂けるとのことなので、こちらも追ってレビュー予定です。