紛失防止タグのMAMORIOとTileは何が違うのか?

両方使えばいいとこ取りができてよさそう

1月末に参加したイベントで、忘れ物防止タグのTileをレビュー用サンプルとして頂きました。そのイベントレポートで、以前から利用しているMamorioとの違いを簡単に書きましたが、あらためて両者の違いを確認してみたいと思います。

スピーカーを搭載するTile

MAMORIO、Tileともに紛失防止タグであることに違いはありませんが、その性質というか、製品としての考え方は結構異なります。

それがよく現れているのが、スピーカーの搭載有無。Tileにはスピーカーが搭載されており、スマートフォンのアプリやスマートスピーカーからの操作で、音を鳴らせます。

▲Tileのアプリには通知音の設定項目があります

また、すべてのTileに押しボタンがあり、これを2度押しすることで、スマートフォン側から音を出すこともできます。

▲ロゴ部分が押しボタンになっており、スマートフォンの逆呼びが可能

これに対してMAMORIOは、スピーカーやボタンなどを搭載していません。代わりに、サイズがかなり小型化されています。世界最小のBluetoothトラッカーとのことです。

▲左がTileで一番小さい「Sticker」、中がMAMORIO、右がスタンダードなTile Mate。なお、Tile Mateのみ電池交換が可能

置き忘れ通知があるMAMORIO

MAMORIOにはスピーカーはありませんが、置き忘れ通知機能があります。ようするに、MAMORIOと通信できなくなったら、スマートフォン上に通知を行う機能ですが、これにより、貴重品が手元から離れたときには、すぐに気づけます。

▲通知タイミングは、即時~600秒の範囲で設定可能

Bluetoothトラッカーならあって当然の機能な気もしますが、意外なことにTileにはこの機能がありません。

バッテリー持ちがいいのはTile

スマートフォンとの常時通信をしていないためなのか、サイズによるものなのか、バッテリー持ちはTileのほうが長いです。電池交換ができないSlimとStickerの電池寿命は約3年。対するMAMORIOは約1年です。

また、TileのMate、Proは電池交換が可能。コンビニでも売っているボタン電池のCR1632(Mate)、CR2032(Pro)を利用するので、うっかり電池切れを起こした場合にもすぐに交換できます。

なおMAMORIOは、登録から180日経過すると、交換用のMAMORIOを割引価格(50%オフ)で購入できるOTAKIAGEという制度があります。いまのところ、Tileにはそういった制度はないようです。

▲OTAKIAGEはアプリ上から申し込みが可能

外で紛失した際、見つけやすいのは(たぶん)MAMORIO

実際にどこかに置き忘れてしまった、紛失したという場合、見つけやすいのはMAMORIOな気がします。

MAMORIO、Tileともに他のユーザーがタグの通信圏内に入った場合に持ち主に通知を行うみんなで探す機能(クラウドトラッキング機能)が備わっています。Tileは国内シェアNo.1とのことで、この機能だけなら見つけやすいのかもしれませんが、MAMORIOは電車やバスなどの公共交通機関、百貨店などと提携し、MAMORIO Spotを設置。駅の落とし物センターなどに届けられた場合に、通知を受け取ることができます。

TileもJapan Taxiと提携し、タクシー内の端末にTileのアプリをインストール。日本中を走り回るタクシーが落とし物を検知するという仕組みの展開を開始しています。ただ、見つけやすさで言えば、いまのところMAMORIOに軍配があがるでしょう。

室内で見つけやすいのはTile

外での見つけやすさとは別に、自宅など「どこかにあるはずなのに見つからない」という場合に見つけやすいのは圧倒的にTileです。音を鳴らせるのは強いですね。

MAMORIOの場合、iOSのみですが、MAMORIOから発する電波を検知し、AR表示してくれる「カメラで探す」機能があります。ただ、ピンポイントで位置の特定ができるわけではないので、この部屋にありそうぐらいのレベルでしか判断できません。

大事なものにはどちらもつけておくと安心

正直、どちらが優れているのかは判断が難しいのですが、ものによってどちらをつけるか変えてみるのも手だと思います。

室内で無くしやすい鍵やリモコンなどには、音で探せるTileを。外で無くしやすい財布やカバンには、置き忘れ通知のあるMAMORIOをつけておくと安心でしょう。とくに財布は家の中でも無くしやすいなら、両方を入れておくと万全です。

▲部屋の中で見失いがちなリモコンは、音で探せるTile Stickerが便利

なお、Tileの場合、逆呼びでスマートフォンから音を出すことも可能。マナーモード中でも音を出せるので、部屋の中で見失ったスマートフォンを探すのにも使えます。

ちなみに私はいまのところ、財布にTile Slim、よく持ち歩くカバンにMAMORIO、外で使う充電器にMAMORIO FUDAを貼り付けています。充電器は、外で出すポーチの中に入れているので、ポーチの所在確認にも使えます。

▲外で使う充電器にはMAMORIO FUDA。音は出せませんが置き忘れ防止の通知が使えます

これまでの人生で、外で財布を無くしたことはないのですが、せっかくなので財布にもMAMORIOを入れておこうかと検討中です。

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