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軽量安価なスマートウォッチ「HUAWEI WATCH GT 3 SE」レビュー

デザインで好みが分かれるかも

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11月18日に発売された「HUAWEI WATCH GT 3 SE」、レビュー用に提供いただき、しばらく使用してみました。

HUAWEI WATCH GT 3 SEは、ビジネス向けのGTシリーズの中で「カジュアルビジネス」に位置付けられる製品。GTシリーズ、というかWATCHシリーズはこれまで、どちらかというと大人しめのデザインになっていましたが、HUAWEI WATCH GT 3 SEはアウトドア向けのようなデザインです。

樹脂ケースなので本体は約35.6g(ベルト含まず)と軽量。ベルト込みでも実測で53gでした。軽いので、普段時計をしていない人でも違和感なく使えるのではないかと思います。

▲回転しそうなデザインのベゼルですが、回転はしません

ボタンはメインの竜頭付きボタンと、下側に機能ボタン。機能ボタンはデフォルトでワークアウトメニューが起動するようになっていますが、設定から他の機能・アプリに割り当て可能です。

▲竜頭は回転しますが、スクロールはしないようです

1.43インチのAMOLEDは常時表示にも対応。HUAWEI WATCHはなぜかこの機能がデフォルトでオフになっており、設定から有効にする必要があります。

廉価版とはいえ、操作自体は他のGTシリーズと同じで、右にスワイプすると心拍数やアクティビティ、睡眠などのタブが表示され、左にスワイプすると天気やメディアコントロールを表示。下から上にのスワイプで通知が表示されます。

背面の心拍センサーは、上位モデルのGT3 Proと同じくTruSeen 5.0+を搭載。心拍数モニタリングの精度が向上しています。

機能としては、24時間の心拍モニタリングに血中酸素モニタリング(SpO2)、睡眠計測、ストレス計測、等。最近のスマートウォッチに搭載されていそうなものは、一通り搭載しています。Bluetoothでの音声通話や音楽コントールにも対応。音楽はスマートフォンに入っているものだけではなく、HUAWEI WATCH GT 3 SEに転送して単独での再生も可能です。転送はヘルスアプリから行います。

▲ストレージの空き容量は1.8GBほど

そのほかの機能としては、100種類以上のワークアウトモードに対応。ウォーキング、ランニング、エリプティカル(クロストレーナー)、ローイングは自動検出にも対応します。ウォーキングの自動検出は、10分ほど歩いているとワークアウトとして記録するかどうかの選択が出てくるので、記録を選ぶとワークアウトに、キャンセルすると記録はされないという感じ。

このほか、睡眠ログなどもヘルスアプリで確認可能。他と比べての正確性についてはなんとも言えませんが、睡眠の浅い、深い、レム睡眠なども細かく計測可能です。正直なところ、スマートウォッチでの計測にそこまでの正確性を求めている人もいないのではないかと思いますが、これだけ記録できれば十分でしょう。

なお、HUAWEI WATCH GT 3 SEの機能ではありませんが、ヘルスケアアプリのアップデートにより、いびきと寝言の録音が可能となっています。枕元にスマートフォンを置いておく必要はありますが、自分のいびきが気になっている人は、試してみるといいかもしれません。

バッテリー持ちは、公称で14日間。実際に1日10%も減らないので10日以上は持ちそうです。なお、専用の充電台が付属しますが、充電はqi規格のワイヤレス充電器でも行えます。この機能はぜひ他のスマートウォッチにも欲しいところです。

上位モデル(GT 3やGT 3 Pro)と比較すると皮膚温度の計測ができないなど、一部仕様の劣る部分はありますが、基本機能自体はそん色ありません。デザインの好みはありそうですが、ハイエンドなアスマートウォッチを安価に手に入れたいと考えているなら、おすすめできる1台です。