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Google Playのポリシー改定でAudibleからコンテンツ購入機能が削除

今後は手数料は徴収しつつ、外部決済を認める方向になるのでしょうか

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AmazonのオーディオブックプラットフォームAudibleのAndroidアプリから、コンテンツ購入機能が削除されました。といってもAudibleは1月末から聴き放題に移行済み。影響を受ける人はそれほど多くはないかもしれません。

Audibleアプリではこれまで、会員プランに加入せずともタイトルを単品購入が可能でした。しかし、最新アプリ3.23以降は購入機能が削除されており、PCサイトやスマートフォンサイトから購入する必要があります。

この変更は、Google Playのポリシー変更を受けてのもの。Googleは2020年9月28日(現地時間)、Google Playで配布するすべてのアプリは、Google Playの課金システムを利用する必要があるとGoogle Playのポリシーを改定。準備期間として1年の猶予を設けていました。その後、パンデミックの影響を考慮し、2022年3月31日まで猶予が延長されていたのですが、再延長されることなく先日からポリシーが発効した次第です。

アプリストアの決済対応としては、つい先日にはAppleがリーダーアプリ(雑誌、新聞、本、オーディオ、音楽、またはビデオの1つ以上のコンテンツ提供を主な機能とするアプリ)に限り、外部リンクを認めるとの発表を行ったばかり。Google自身、2021年11月には韓国でアプリ内課金にサードパーティシステムの利用を認めています。ただし、Googleの場合はサードパーティシステムを利用しても手数料の徴収は行われます。

独占禁止法(反トラスト法)違反の指摘されつつある状況下での、ポリシー改定はあらたな火種になりそうな気もしますが、Google Playのエコシステムを維持するためには必要なこと、とする姿勢を崩す気はないようです。

なお、同ポリシーの影響としては、ブックライブもアプリ内購入機能が3月29日に停止されています。海外では、Barnes&Nobleのアプリで電子書籍の購入ができなくなったとのことです。

Source: Audible via The Verge