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Google、検索順位で「ページ体験」を重視へ。トップストーリー掲載にAMPが不要に

結局、AMPの優遇ってどの程度までおこなわれているのだろう?

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Googleはこれまで、WEBサイトを高速表示するAMP(Accelerated Mobile Pages)に力を入れてきており、検索ランキングに影響があるとほのめかしたり、検索結果画面でカルーセル表示されるトップストーリー機能に表示されるにはAMP化が必須だったりしていました。

しかし、この方針を破棄し、あらたにCore Web Vitalsというユーザーエクスペリエンス指標を重視するとの方針を発表しています。

とはいえ、AMPが目指していたものと同じく、読み込みが早く、応答性に優れたサイトを検索順位で優遇するという点では変わりません。これらが優れているなら、あえてAMP化しなくてもOKになったというだけです。

Core Web Vitalsには、LCP(Largest Contentful Paint)、FID(First Input Delay)、CLS(Cumulative Layout Shift)の3つの指標があり、それぞれ、読み込み速度、応答性、視覚的安定性のことです。

LCPとFIDはなんとなく分かりますが、CLSの視覚的安定性が何のことかと思ってしまいます。ようするに、画像の読み込みなどによる要素の移動をできるだけ行わないようにしろということです。これを悪用すると、あるボタンをクリックしようとしているときに、要素をずらしして別のボタンをクリックさせるといったことが可能になります。これを防ぐための指標です。

実は少し前から、これに関するエラーがSearch Consoleで出ていたのですが、直し方がわからず途方に暮れていた、といいつつ放置していました。で、今回の発表をきっかけにAMPをやめたらエラーがなくなりました。もともとモバイルページ(AMPページ)でしかエラーがなかったのですが、よくわからない・・・・・・。

とはいえ、Core Web Vitalsの基準を満たすのにAMPが有利なのはかわりません。また、今回の変更については、少なくとも来年までは実施されず、変更の6ヶ月前までに通知されるとのことです。

source: Google Webmaster Central Blog