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Galaxy Watch Active 2のリージョンコードを変更して血圧測定に対応。どれくらい正確に測れるのか?

意外と使えそうな感じ

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スマートフォン側にアプリを導入して、Galaxy Watch Active 2でECGの記録が出来るようになりましたが、その後、やっぱり血圧も欲しいということで測れるようにしてみました。

方法としては、個別にファイルを弄るのではなく、Galaxy Watch Active 2のリージョンそのものを韓国版に変更することで、ネイティブ対応させようというもの。ようするにファームの書き換えです。といってもそれほど難しいことはなく、下の動画の手順に従うだけ。動画の概要欄に必要なファイルのダウンロード先なども書かれています。ちなみに、もとはXDAのフォーラムに挙げられている手順です。

大まかな手順としては、Galaxy Watch Active 2をAPモードで起動し、PCのNetOdin3からコンビネーションファームウェアを書き込み。その後、Galaxy Watch Active 2をroot化してCSC(リージョンコード)を書き換え。再度、オリジナルのファームを書き込み、OTAで最新版にアップデートという流れ。

各手順自体は簡単ですが、ファームの書き込みに1回10分程かかり、最後のアップデートを含めてトータル1時間程度の時間は必要です。

また、実際に利用するにあたり、カフ型血圧計を使ったキャリブレーションが必要になります。このキャリブレーションは月1回程度必要になります。

ということで、実際にどれくらい正確に測れるのかを試してみました。利用したのは、毎日使っているOMRONの手首に巻く血圧計。

キャリブレーション時は、Galaxy Watch Active 2を左腕、血圧計を右腕に装着し、同時に計測しましたが、下記の結果は左腕のみでGalaxy Watch Active 2で計測 → 血圧計に交換して計測という形で交互に計測しています。

回数Galaxy Watch Active 2
(mmHg, bpm)
OMRON血圧計
(mmHg, bpm)
1124/78, 70129/75, 69
2126/78, 71120/76, 66
3125/78, 70118/77, 65
4123/77, 66117/72, 69
5123/76, 68120/75, 68

若干のズレはありますが、誤差の範囲でしょうか。日々の健康管理に利用する程度であれば、十分に使えそうな印象です。

ただこの結果、残念ながらS Healthには同期してくれません。せっかく血圧の項目があるのだがら、連携してくれも良さそうですが、現状ではHealth Monitorアプリからしか見られないようです。S Healthに入れば、Health Syncを使ってGoogle Fitなどにも飛ばせるのですが……。ここは今後のアップデートに期待です。