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中国から変態端末2機種が登場。両面ディスプレイのNubia Xと折り畳み画面のFlexPai

FlexPaiはコレジャナイ感が強め

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日本ではこのところ、iPhoneやiPad、MacBookの話題が多めですが、世界に目を向けると1歩も2歩も先を行ったような製品が出始めています。

まず1つ目はNubiaが発表した2画面スマートフォン「Nubia X」。ちなみにNubiaはZTEから派生した関連企業です。

これまでもロシアのYota Phoneのように背面に電子ペーパーを用いたスマートフォンはありましたが、Nubia Xは表が6.26インチ 2280 x 1080の液晶ディスプレイ。背面に5.1インチ 1520×720の有機ELを搭載。

両面にディスプレイがあるため、自撮り用のカメラを配置する必要がなく、表面はノッチのない全画面ディスプレイとなっています。また、背面は、必要な画素のみ発光できる有機ELの特性を活かし、Always On Displayで時計やお気に入りの画像などを常時表示が可能です。

その他の主な仕様は、SoCがSnapdragon 845、RAM 6/8GB、ストレージ 64/128/256GB。背面カメラは1600万画素 + 2400万画素。バッテリー容量は3800mAh。

価格は3299元(約5万4000円)。

もう一つは、世界初の折り畳みディスプレイ端末 FlexPai。

SamsungやHuaweiなど大手メーカーがこぞって開発、年内もしくは来年早々にも発表すると言われているフォルダブル端末ですが、世界初の名を手にしたのは無名の中国メーカーRoyoleでした。

無名と言ってもそれはスマートフォン業界での話で、Royoleはもともとフレキシブルディスプレイの開発を手掛けるメーカーです。これまでもTシャツや防止にディスプレイを縫い付けた製品などをリリースしています。

肝心のFlexPaiですが、広げた状態で7.8インチ 1920 x 1440。折り畳むと言っても綺麗に2つに折れるわけではなく、やや膨らみ気味で、折ることに意味があるのかは微妙なところ。コンシューマー向けというよりも技術アピールの側面が強いように感じます。

SoCには次世代のSnapdragon 8シリーズが使われているとしており、有名リーカーのIce Univerce氏によると未発表のSnapdragon 8150だとのこと。

ちなみに発表しただけではなく、すでにPre-Orderが開始されており、ストレージ128GBが1588ドル(約18万円)、256GBが1759ドル(約19万9000円)。発表直後は128GBモデルが1318ドル(約14万9000円)、256GBが1469ドル(約16万6000円)だったのですが、さらっと値上げしてきました……。

そんな感じで、世界では(主に中国ですが)、「次のスマートフォン」を目指すべく面白い端末がいろいろと登場し始めています。スマートフォン分野では、すでに日本メーカーは地に落ちていますが、そろそろ冒険をしてほしいところです。昔のSonyとかいい感じだったと思うのですが、もう無理ですかね……。