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final audio designのイヤホン組立キットを作ってみた

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イヤホン組立キット

先月注文したfinal audio designのイヤホン組立キットが届いたでの早速組み立ててみました

final audio design、BA型インナーイヤーイヤホンの組み立てキットを発表 | Dream Seed

final audio designは以前から家電量販店でイヤホンの組立体験を実施しており、組み立てキットの市販を望む声が多かったので製品化したということです。ただ、組立体験で使われていたものとは異なる模様。

イヤホン組立キット

中身はこんな感じです。

イヤホン組立キット

組立にハンダは不要(ハンダが必要な箇所はすでにハンダ済み)ですが、接着剤を使いまくります。

イヤホン組立キット

フルカラーの詳細な手順書が付属しているので、慎重に行えば難しくはありません。この手順書、OKの状態と共にNGの状態とリカバリ方法も書いてあるのでとてもわかり易いです。

イヤホン組立キット

一通り組み立て終わったところ。先っぽのフィルター部分(音導管というらしい)が取り外せるようになっており、この中にスポンジを詰めて音質のチューニングが可能になっています。

イヤホン組立キット

付属しているスポンジは6種類。スポンジを入れない状態がもっとも高音成分が出て、スポンジ密度の高いものを入れると高音が抑え気味になっていきます。反面、低音が持ち上がるように感じるので、自分の好きな音を探す楽しみもあります。付属のスポンジ以外でも布の切れ端や台所のスポンジを切って入れてもいいようです。

私の感想としては、スポンジなしで聞くとシャリシャリとした音で聞いていて疲れます。密度が1番高いものだとちょっと籠もったような音になりました。ただ低音は密度の高いもののほうが良く出ているように感じます。高音がカットされた分、低音が聞きやすくなっただけな気はしますが、あとはもう好き好きですね。

何度か試してみた結果、写真の右から3番めの短いグレーのスポンジで落ち着きました。

イヤホン組立キット

イヤーピースはS、M、Lがにそれぞれ遮音性が高いもの、共振性が少ないものの2種類が付属しています。

イヤホン組立キット

全部組み上げるとこんな感じ。

この組立キット、独自開発のBAドライバユニットを使っているという点、またデザインから見ても同社のHeaven IIがベースになっているようです。

全く同じというわけではなく、例えば組立キットではメッシュ状になっている音導管の先っぽが、Heaven IIではピンホール状になっていたりします。

同じドライバユニットを使っているので音の傾向は同じだと思うのですが、ネット調べるとHeaven IIよりも組立キットのほうが音がいいという意見もちらほらありますね。

正直、音については素人なのでなんとも言えませんが、わたしの耳でもスポンジの入れ替えで音質が変わるのが体感できるので、しばらくは遊べそうな気がしています。