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EUでモバイル機器の充電にUSB Type-Cを義務化する法案が成立

100W以上は対象外

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image: Adobe Stock

欧州連合(EU)の立法機関である欧州議会は10月4日、モバイル機器にUSB Type-Cポートの採用を義務付ける法案を可決しました。2024年末までに、EU内で販売されるすべてのスマートフォン、タブレット、カメラ、ゲーム機等は充電ポートとしてUSB Type-Cを備える必要があります。2026年春には、この義務はノートPCにも拡大されます。

EUでは、機器を購入する度に充電器やケーブルなど買い替えなければならず、それに比例して電子廃棄物が増える問題に対応するため10年前から取り組んでおり、今回の法案はその成果となります。

2009年には、ばらばらだった充電規格をmicro USBに統一するよう、業界での合意を取り付けていましたが、このときは法的な強制力はなくあくまでも業界での自発的な努力を促すものでした。しかし、合意が切れた2014年に、この自発的な措置では消費者に具体的な結果をもたらさなかったとして、無線機器法を改正するという方向に舵が切られました。

なお、対象となっているのは、スマートフォン、タブレット、デジタルカメラ、ヘッドフォンとヘッドセット、ハンドヘルドビデオゲームコンソールとポータブルスピーカー、電子書籍リーダー、キーボード、マウス、ポータブルナビゲーションシステム、イヤフォン、有線ケーブルを介して充電可能なノートPC。規制対象は最大100Wまでとなっているので、100W以上の供給が必要は一部のゲーミングノートPCなどは対象外になります。また、あくまでも新規に発売されるデバイスだけなので、既存デバイスについてはそのまま販売が可能となります。

この法案が可決したということで、少なくとも2024年に発売されるiPhoneには、Lightningの代わりにUSB Type-Cが搭載されることになりそうです。

Source: 欧州議会