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【AD】子供の写真、親が勝手にアップしてはダメ?子育て世代が気を付けるべき点を学んできました

つまるところ、子供も他人なので意思を尊重しましょう

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セキュリティ対策ソフトメーカーのアバストが主催した勉強会、「パパママが知っておきたいSNSとの付き合い方」に参加してきました。

「シェアレンティング」や「デジタルタトゥー」 など、知っているようで良くはわかっていなかった新しい言葉(概念)の説明を交えつつ、親世代がSNSとどう付き合っていけばいいのか、ということを学んできました。

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まずシェアレンティングですが、これはシェアとペアレンティングを組み合わせた造語。子供のことや写真をSNSに投稿する親(あるいはその行為)を指す言葉です。

親からすれば、かわいい子供の写真をみんなに見てもらいたい、ということで、この行為自体は理解できます。私も子供の写真、たまにアップしてますし……。

アバストの調査によると、日本人の4人に1人は子供写真をモザイクなしでアップした経験があるとのこと。そしてこの傾向は性差年代差が大きく、20代女性はモザイクなしで子供の写真をアップした経験が8割に達します。

ちなみに、子供の写真をSNSにアップすることについて、子供に事前確認したことがあるのは全体の3割以下とか。すいません、私も確認したことがないです……。

では、このシェアレンティング、一体何が問題なのでしょうか?

一つは、先に挙げた通り、子供の意思を確認していないこと。これにまつわる話としては、直近では 米女優グウィネス・パルトロウさんの話題が大きく取り上げられたことがあります。

14歳の娘さんとスキーに行った際、本人に確認せずSNSにその写真をアップしたところ、娘さんが勝手に写真をアップしないでと反発。親子喧嘩が勃発したというものです。

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正直、やめてと言われたらやめればいいのにとも思いますが、親としてはかわいい子供の写真をアップしたい(自慢したい?)という心理もあるのでしょう。

このスキー写真くらいなら問題なさそうですが、もっと問題になるケースもあります。それが赤ちゃんについて、かわいいお尻の写真だったり、うんちをした、おねしょをした、一緒にお風呂に入った、うんぬん……。

それ自体は非常にかわいらしく、また微笑ましい内容ではあるのですが、当の子供が思春期になってその投稿を見たらどうでしょうか。非常に恥ずかしいと感じる可能性が高さそうです。あるいは、その投稿について、友達からからかわれたりするかもしれません。

これがシェアレンティングの問題点です。その時はよくても将来的に問題になってくる可能性があるのですね。

では子供が嫌がるようになったら削除すればいいのかというと、そうでもありません。良く知られているように、一度ネットにアップした情報は完全に削除するのは難しいもの。そもそも情報をアップしない、公開範囲を友人限定にするなどの対策は必要です。

ほかにも、他人の子供が写った写真をアップしてトラブルになったり、海外では、アップされている他人の子供の写真を自分の子供のように再投稿する、デジタル誘拐なる事例もあるのだとか。

デジタル誘拐の目的がちょっとわかりませんが、そこから何かしらの犯罪に巻き込まれる可能性もあります(その人が何かしらの犯罪を犯した際に、赤の他人が「あいつの子供だろう!」と誹謗中傷をうけたり)。

このため、子供の写真や情報(もちろん自分の情報も)をネットにアップする際には細心の注意が必要だと改めて感じた次第です。

なお、アバストからのアドバイスは以下の7点。

  • SNSのプライバシーポリシーを確認する
  • 個人情報が特定できる情報は公開しない
  • 公開範囲を意識する
  • 「子供が将来これを見たらどう思うか?」を意識する
  • 子供の写真を投稿することによる影響を考える
  • 他人の子供が移った写真は投稿しない
  • フィッシング対策が可能なアンチウィルスソフトを導入する

このほか、子供のSNS利用について詳しいITジャーナリストの高橋暁子さん(@akiakatsuki)による、小学生や中学生のSNS利用実態などの話もありました。

小学生はYouTube、TikTick、Lineが圧倒的ですが、中学生になると使うものが増えてきます。

▲わからないアイコンが3つある……

ちなみに高校生は下記。

▲TiKTokは、あまり使われていないようです

せっかくなので、我が家の子供たちにもSNSへの写真アップについて確認したところ、長男(小6 LINE利用)「別にかまわない」、長女(小5)「どうでもいい」、次男(小3)「どうでもいい」という回答でした。実に我が子らしい回答です。あと、小学校でもSNSの利用について、気を付けるポイントなどの授業があったとのこと。

最後に、アバストの調査結果の一部は、下記で公開されているので、子育て世代は一読をお勧めします。