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台湾ASUS本社プレスツアーに参加。カフェテリアがうらやましい

そういえば今回、甘いお茶を飲まなかった

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今回の台湾旅行はASUS JAPANの招待によるプレスツアーなのですが、2日目となる4月18日にメインイベントであるASUSの台湾本社を訪問してきました。

台湾の本社社屋は2019年に新築されたとのことで、かなり綺麗かつ設備が整っていました。ちなみにこの本社では約6000人が働いているとのこと。

受付ホールは吹き抜けかつ天窓を配置。これはデザイン性だけでなく、電気を使わなくても明るくなるようにとのこと。また屋上にはソーラーパネルを配置しており、社内で使用している電力の一部を賄っているとのことでした。

▲ホールの床には、ASUSのブランドネームの由来になっているペガサスの絵も

1階や2階の階段踊り場には、ASUS製品を展示。ASUSの歴史や事業内容などもわかるようになっています。

▲ASUSといえば、いまや世界No.1のマザーボードメーカーでもあります。ちなみに、ゲーミングマザーボードも強いですが、これは社内のゲーム好きが始めたことがきっかけだとか

▲ASUSのノートPCの歴史に必ず登場するP6300。ASUS初のノートPCであり、1998年にミール宇宙ステーションの船内活動用ノートPC使われました。他社PCがオーバーヒートなどで故障する中、600日のミッションを完遂

▲EeePCもASUSでした

▲時代を先取りしすぎたPadfone

充実した福利厚生

3階には食堂をかねたカフェテリア。ショッピングモールのフードコートのようなイメージで、壁側に様々な飲食店が並びます。写真にはありませんが、反対側にはセブンイレブンなどもありました。

なお、無料ではなく支払いが必要。ただ白米とスープは無料で食べ放題のようでした。

▲モスバーガーなどもありましたが、少しは台湾らしい(?)ものをということで、好きなものを皿にとって量り売りのものをチョイス。これで90台湾ドル(約400円)くらい

4階にはレクリエーションスペースとして、ジムなどを完備。社員は自由に使えるとのことでした。

▲ジムスペース。いろいろなマシンが揃っていました

▲ビリヤード台やエアホッケーなども

デザインへのこだわり

今回の本社ツアーでは、ASUSのデザインセンター(ADC)の取り組みも紹介して頂きました。これは本社の常設展示ということではなく、今回のツアーのために用意してくれたようです。

ADCではDISTINCT(明瞭さ)、PRECISE(正確さ)、SEAMLESS(シームレス)の3つを大事にしているとのこと。そのうえで、サスティナビリティやユーザー体験、トレンドなどを踏まえたデザインを行っているそうです。

▲ASUS 17 Fold OLEDの梱包デザイン。パッケージを封するテープだけでも数種類を検討しているそうです

▲デスクトップPCの電源ボタン。それぞれ押し心地が違います

▲各部のモジュール化が図られており、サスティナビリティにも配慮。US配列とJIS配列のキーボードも、基板自体は共通のようです

▲エアフロー確認用のスケルトンモデル

一番感心してしまったのが、ノートPCキーボードのキートップ形状検討。正直なところ、それぞれ違うというのが分かった状態で触ってもほとんど違いを感じられませんが、細かいところにもこだわっているようです。

▲違うと言われなければ、気が付けないかも。長時間使っていると、わずかな違いが大きく影響するのかもしれません

なかなか興味深い展示なので、日本でも常設とはいかなくても、何かの発表会のタイミングなどに秋葉原のベルサールやUDXどでイベント展示すると面白そうです。なお、ASUS Design CenterはInstagramもやっています。

品質チェックセンターは謎のまま…

このほか、本社内にある品質チェックセンター(QTC)の見学もあったのですが、こちらは撮影禁止ということで写真はありません(後日公式写真を頂けるとのことなので、もらえたら追加します)。

梱包状態での落下試験や、高温高湿状態の試験、輸送中にパーツが外れたりしないかを確認する振動試験などの様子を見学しました。

外部に見せて問題がない部分だけを、当たり障りがないように見せているなというのが正直な感想ですが、きっと裏ではもっとディープなテストも行われているのでしょう。

懇親会と3日目は故宮博物院を見学

2日目夜は、士林にある萬麗レストランで懇親会。あちこちの発表会で顔だけは見かけていた人たちと話す機会もあり、楽しい時間でした。

▲前菜。この前菜と次に出たスープでかなりおなか一杯に……

3日目は完全に観光モードで、故宮博物院を見学。

一番有名(らしい)翠玉白菜は南の故宮博物院に行っているとのことで見られませんでしたが、次に有名らしい豚の角煮(肉形石)は見られました。なぜ作ろうと思ったのか。

そんな感じで帰国します