宮崎県で発生中の口蹄疫

かなり深刻な事態にも関わらず、まったくといっていいほど報道されていない、宮崎県で発生している口蹄疫。風評被害を抑えるために報道規制されているという噂もありますが、すでにそんなレベルの問題じゃないだろうという気もします。現地での取材が規制されている(マスコミが移動することでウィルスが拡散する可能性があるため)のも報道されない理由になってはいるようです(民主党政権の不手際を報道したくないから…という理由もあるみたいですけど)。

状況に関しては、すでにWikipediaにページが出来ていたので、そちらを見て頂ければ概要はわかると思います。

宮崎県知事のtwitterでの情報では、10日の朝の時点で56例、殺処分対象は64,354頭とのこと。Wikipediaによれば、8日時点では殺処分対象は6万2426頭の豚(57,938)、牛・水牛(4,488)、多くが川南地区で発生しているようです。ざっと調べたところ、平成20年の川南地区の養豚農家戸数は90戸、飼育数は146,000頭らしいので、実に3分の1以上の豚が殺処分対象になっている計算です(飼育数が大幅に増減していなければですが)。
また、47newsに届いたメールでの情報では、殺処分対象の65000頭のうち、1/6程度しか殺処分されていないとのこと。残り5/6は現在もウィルスを保有、拡散させている可能性があるということになります。殺処分ができるのは資格保有者(獣医師)だけと法律で定められており、人手不足により殺処分が進まない実態があるようです(このため、殺処分せず、生き埋めにしているという情報もありました…)。

宮崎県知事の要請ですでに自衛隊も現場での作業にあたっている状況にもかかわらず、政府からは消毒薬の1箱もいまだに届けられていないとか・・・。一説には韓国で口蹄疫発生時に備蓄していた消毒薬を送ってしまったとか、他県からの注文で、国内在庫がなくなったという話も出ていますが、真相は不明です。何にしろ、政府の対応が非常に遅く、被害を拡大させている印象が強いです(私には、それが事実かどうかは判断できません。あくまでも主観です)。本来、口蹄疫などで被害が出た農家に対して融資を行う社団法人中央畜産会の基金が事業仕分けの対象となり、必要な予算がないために後手に回っているとの指摘もあります(悪いことに、この事業仕分けは口蹄疫の発覚後に行われています…)。他県でも成牛市場の中止するなどの影響が現れ始めている他、宮崎の子牛は各地に出荷され、ブランド牛として飼育されているとのこと。この為、口蹄疫が収まったとしても、その影響はじわじわと広がりそうです。

マスコミが常に真実を報道しているわけではない、というのは理解していたつもりですが、「そもそも報道すらしない」という実態を目の当たりにし、マスコミの報道を鵜呑みにする危険性を再認識するきっかけとなりました。収束点がいまだに見えない状況ですが、今後、この問題がどのように報道されるのか(あるいはされないのか)、引き続き注目したいと思っています。

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