完璧な英語を目指さない

レバレッジ英語勉強法
レバレッジ英語勉強法
  • 発売元: 朝日新聞出版
  • 価格: ¥ 1,365
  • 発売日: 2008/04/04
  • おすすめ度 4.0

レバレッジ英語勉強法を読み終わりました。約1時間。

ネイティブであるアメリカ人でさえ、文法的に間違って話していることは往々にしてあります。前置詞がひとつでも違っていればテストは「×」ですが、実際の会話では、意味さえちゃんと通じれば「○」なのです。

英語を自由に話したいのなら、まず、「正しい英語を話す」という思い込みを捨てることです。

「間違えてはいけない」というのは、学生時代に刷り込まれた受験のルールであり、実際のビジネスパーソンのルールではないと認識しましょう。

こんな感じで、完璧でなくてもちょっとしたコミュニケーションをとれる程度に英語を身につける、しかも自分の得意な偏った分野だけに集中し短時間でものにする勉強法を紹介しています。これについて、Amazonの書評にとてもわかりやすい例えがありました。

50ccのやかんでお湯を沸かすのと、1リットルで沸かすのとでは、沸点に至るまでの時間も労力も圧倒的な差がある。早くお茶を飲みたい場合は、50cc で沸かすべきだ。しかし、こと英語になると、1リットルはおろか、100リットルや1000リットルでお湯を沸かそうとしている人が多い(多分に漏れずこの本を読む前の私もそうだった。。。)
50ccで沸かすお湯のように、自分に必要な1杯のお茶のような範囲を絞った英語学習によって、これまでの学習法とは比較にならないほどの結果を短時間で得られる。もう1杯飲みたければ、もう一度50ccで沸かせばいい。多くの人はその間に、まったく沸点に達しない1000リットルの水を沸かそうと躍起になり、結局話せないと挫折してしまう。

ペラペラで完璧な英語はもはや世界の主流ではなく、また、ネイティブスピーカもノンネイティブに完璧な日本語など求めてはない。このことは日本に来ている外国人に完璧な日本語を求めていないのと同じで片言の日本語でもコミュニケーションはとれるものです。こういった状況で日本人が「L」と「R」の完璧な発音を気にしても時間の無駄、というのが著者の主張ですが、これにはなるほどとうなずいてしまいました。

また、英語のニュースを聞いたり、海外の映画を字幕なしで見たりするという、よく言われている勉強法についても興味のないニュースを聞いても身にはつかない、海外映画やドラマを字幕なしで見て理解するには同時翻訳レベルの高い英語力が必要であり、英語に自信がない人はやるべきではないなど、これまでの勉強法をバッサリと切り捨てています。

「なんとなく自分でも英語ができるようになるんじゃないか」という気持ちになれる一冊です。

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