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AR表示で探せるSamsungのSmartTag+レビュー。あえて選ぶ理由は特になさそう

個人的にはMAMORIOとTileの両使いでいいかなという感じ

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Samsungの落とし物トラッカー、SmartTag+を購入してみました。SmartTagには通常版とUWB対応のSmartTag+がありますが、購入したのは後者のほうです。6月半ばには届いていたのですが、1か月以上放置していました。

ものとしては、よくあるトラッカータグです。スピーカーを搭載しており、スマートフォン側からの操作で音を鳴らすことが可能。ちなみに音は10パターンから選択可能です。

中央部分がボタンになっており、短押し、長押しにそれぞれスマートホームの操作を割り当てられます(ただし、SmartThings対応の操作なので、日本ではあまり活用方法はないかもしれません)。

▲サイズは1辺が約4cmのひし形

バッテリーは、CR2032の電池式。電池残量はアプリ上から確認可能です。

トラッカー自体は大して珍しくもないのですが、AppleのAirTagと同じくUWB対応なのが特徴です。カメラを利用し、AR表示で探せます。表示自体はAirTagのものより見やすい気がします。

ただ、AirTagは違う階にある可能性も指摘してくれましたが、SmartTagはそこは未反応。カメラを向けた(スマートフォンの背面を向けた)方向で判断するので、上向きで反応すれば上の階にあると判断はできますが、この辺りはAirTagのほうが親切な気がします。

なお、AirTagと同様、UWBでのAR表示はタグにかなり近づかないと(それこそ目視できる範囲で)使えないので、おまけ程度の機能です。ピンポイントで見つけられるわけでもないので、近いづいたら音を鳴らせを促されます。

また、当然ながらスマートフォン側がUWBに対応していないと利用できず、GalaxyではS21+、S21 Ultra、Note 20 Ultra、Z Fold 2が対応します。無印のS21は非対応です。

このほか、Bluetooth接続が切れたら通知をする(置忘れ防止)機能はない様子。正直なところ、現状ではあえてSmartTagを選ぶ理由はないかなという気がします(これはAirTagも同じですが)。やはり、専門メーカーとして長年手掛けているTileなりMAMORIOなりのほうが、使い勝手はいいと思います。